2017年10月15日

式場を選ぶのは

 先日、私の友人から、お母様が心配な状況になったという事前相談を受けました。

 自分がすべてを取り仕切らなくてはならない立場。
 葬儀にはいくらかかるのか、後からどれだけ追加になるのか、などを心配していました。

 家族葬を希望、身内だけで送りたい、という事までは決まっていたので、式場はどのあたりにしようか?と尋ねると、「それも考えなくちゃいけないの?」と。斎場は葬儀社が決めると思っていたそうです。
 それを聞いて、どこで葬儀を行うのかを自分では決められないと思っている人がいるということを改めて知りました。

 「この斎場を使いたい」とあらかじめ決めていらっしゃる方もいらっしゃいますし、ご要望などから提案させて頂き、そこに決められる方もいらっしゃいます。

 式場は選んで頂いた方がよい項目で、式場を選ぶ際は、主なる人たちが行きやすい所、宿泊ができるかどうか、最寄り駅から近い?、駐車場は?広さは?値段は?など、ご要望によって選択肢が異なってきます。

 そこまで考えないといけないのか〜、と友人は言っていましたが、それは意外と大事な事で、タブレットで式場案内を見てもらうと、「場所によってこんなに違うんだ〜」と焦っていました。
 
 ご相談では、「近くにある〇〇会館を使いたい」など、具体的にご要望を伺う事もありますが、理由を聞くと、「家から近いから」「近隣の人がみんな使っているから」とお答えいただくことがあります。でも、葬儀のご要望を伺うと、その斎場では広すぎるかも?他の式場の方がいいのかも?と思うこともあり、他の式場も提案させて頂くことがあります。

 今回、友人の事前相談は地域的には割と狭く、家族親族が行きやすそうなところを、話をしながら見つけ出せましたし、斎場が混雑した場合でも、それは仕方ないよね、と納得してくれているので問題はないようです。

 どこで葬儀を行うか、これもできれば事前の段階で考えておくと、後々のご満足につながるひとつになります。
 

 
posted by あさがおスタッフ at 23:09| (本)

2017年10月13日

菩提寺との関係は良好ですか・・・。

 電話口のほっとされた声に、思わずこちらも大きく頷いていました。
 「あれから意を決して菩提寺にこちらの事情をお話しましたところ、そういう理由でしたらと、戒名のことも含めて、納骨の際改めてご相談に乗って頂けることになりました。ご心配をお掛けいたしました」

 センターのご相談フォームに事前相談メールをいただいた方からでした。
 当初お母様の病状が重く、万が一の際は火葬のみをご希望ですが、都内に菩提寺があり、そちらのご住職にお問い合わせをしているが、目下連絡が取れないとのことで、どうしたものかと切羽詰まった状況でのご相談でした。

 ご相談者は1人っ子で、お嬢様お2人もまだ相談に乗ってくれる歳ではなく、お1人でお母様の面倒を見ていらっしゃるとのこと。
 また、ご事情でお母様には年金もなく、ご相談者ご自身もシングルマザーでローンを抱え、金銭的にかなり厳しい状況とのお話でしたので、先ずはご住職には現状をありのままお話されることを申し上げ、費用面でのご説明をし、地元で臨機応変に対応が可能なベテランの担当者をご紹介させていただきました。

 数日後、無宗教葬で無事お母様をお見送りされた夜、早速にご相談に乗っていただいた担当者にもよろしくお伝えくださいとのご報告をいただきました。
 諸般の事情でお式はできませんでしたが、他県からお別れにお見えになられたお母様の御兄弟には、担当者の提案で、葬儀社のお別れ室にてゆっくりご対面いただき、ご焼香と柩へのお花入れを済ませ、火葬場にてお待ちいただく間に、お食事のおもてなしをされて、ご納得いただいたご様子との由。
 
 仏式でのご葬儀の場合、通夜、葬儀・告別式と2日間の読経にはそれぞれに宗教的意味合いがありますので、当初、夫々のご事情により1日葬や直葬を希望されても、菩提寺からの許可が下りない場合が大半でしたが、ご住職のお考えもあり、菩提寺側の受け止め方も最近は柔軟な対応がされてきているようです。

 一方で、当方がお受けした案件の中には、菩提寺のご住職とのトラブルから、とりあえずお母様のご葬儀を無宗教葬でされた後、お母様のご実家近くのお寺に改葬された方。
 また、後継ぎがいない為、菩提寺でのお墓の管理ができないとのことで、合葬先を探していらっしゃる方等、従来の檀家と菩提寺との関係が揺らぎつつあるようにも思われます。
posted by あさがおスタッフ at 15:58| (松)

2017年10月09日

家族葬にしてみましたが・・・・

 家族葬はここ十数年くらいの間に広まった葬儀のかたちですが、ご相談や実際の葬儀の状況から、今ではそれが主流になってきていると感じますし、これから葬儀を考える方でも、多くの方が家族葬をとお考えになっていることと思います。

 家族葬のメリットは、多くの会葬者への対応などの慌ただしさがなく、ゆっくりとお別れができることや、費用面でも大きな斎場を使わずに済むのでコストが抑えられるという事などがあると思います。

 ご対象の方がご高齢で、お仕事関連でお付き合いしていた方やご友人も皆さま高齢になっていて参列できない状況であったり、地元から離れて子供達が暮らす地域で介護していたりなどの場合にはとても合う葬儀のやり方かと思います。

 先日、6名の同年代の友人と会う機会がありました。
 その中には、すでにご両親の葬儀を出した人や、数年前にご主人に先立たれた人もいます。

 ちょうどお彼岸を過ぎた土曜日の夕方だったので、日中に遅れてお墓参りに行ってきた、という友人がいて、そこから少し葬儀の話しに。

 何年か前、お父様を亡くされ、お母様の希望で家族葬というかたちで葬儀を執り行ったそうです。
 葬儀は無事におわり、確かにその時はゆっくり見送ることができたそうですが、葬儀の後、それはそれは大変だったと。
 
 お父様は交友が広く、また、仕事の現役は引退されていましたがもともと面倒見がよく、頼る後輩たちも大勢いた方だったそうで、ご葬儀の後、ご自宅には毎日お線香をあげたいという方が訪れ、また、元勤めていた会社に、お香典返しをもってご挨拶に行ったりと、その後の対応に追われ、毎日毎日本当に大変な思いをしたと言っていました。
 また、「最期のお別れをしたかった、参列できなかったことが残念でならない」と、何人もの方に言われ、友人は怒られてしまった感覚になったそうです。
 「お父さんも皆にお別れに来て欲しかったかも」という後悔が残ったと言っていました。

 家族葬を考えている方の中にも、このような方がいらっしゃるかもしれません。
 もし、そうであった場合には、皆様にも最期のお別れが出来る機会を作ることもご検討していただければと思います。

 そして、その友人、話しの最後に「しかも家族葬だから安く出来ると思ったのに全然安くなかった!」と言っていました。
posted by あさがおスタッフ at 22:07| (本)

2017年10月06日

ご縁

 今週、2件の賛同葬儀社さんの会社に訪問させて頂きました。
 一軒は都内の葬儀社で、もう一軒は埼玉県の葬儀社です。
 
 今まで何社もの葬儀社さんへ訪問させて頂きましたが、各担当者は本当に様々なタイプがいらっしゃるな、というのが実感です。
 ただ、皆さんに共通する点は、男性、女性にかかわらず、『気が利いていて、お世話好き』のようです。
 担当者の話しを伺っていると、ご依頼者のご要望、疑問点などに向き合って、一つ一つ丁寧に対応している姿が思い浮かぶようでした。
 ベテランの担当者は貫禄があり、何があっても対応してもらえる、というような安心感を受けます。また、若い担当者はバイタリティーがあって、新しいことをどんどん取り入れていく社風を作ったりなど、どこの社もそれぞれに特徴があります。

 今週伺った2社から出たワードは『ご縁』でした。

 一社は独立して数年の若い葬儀社ですが、多種の業者さんとご縁をつなげて、よりご依頼者に満足して頂ける設備を展開していこうとしています。
 もう一社は30年以上、地元密着で葬儀社を営んでいるところで、地元のご縁をとても大切にしていらっしゃいました。

 センターも、ご依頼者と葬儀社との良いご縁をつなげられるよう、これからも葬儀社さんとのご縁を大切にしていきたいと思います。
posted by あさがおスタッフ at 15:06| (本)

2017年10月04日

親しい方のみでの無宗教葬を・・・。

 「あちこち遊びにご一緒できる同級生は、とうとう二人になってしまったわ」。
 先日、久しぶりにお料理教室でご一緒した、80代後半の先輩が嘆いておられました。
 人生100歳時代に突入したとも言われている昨今ですが、同年配でお元気な方を探すのは結構難しいようです。
 その先輩も、将来万が一の際は無宗教葬にて、出来るだけシンプルに、親しい友人とご親族だけでのお見送りをご希望との由。
 周りの皆さんもお気持ちは同様で、菩提寺を持つ方、持たない方、思わず一様に頷いて、ひとしきりご葬儀の話題で持ち切りとなりました。

 話題に上った無宗教葬も10年程前、マスコミにセンセーショナルな話題として取り上げられたころに比べると、大分落着きを取り戻し、最近は各人に見合ったご葬儀が執り行われてきているようです。

 他の宗教と違い、少人数での無宗教葬の場合、お式での時間の配分が難しく、時間が余って戸惑われる方もいらっしゃるのではと心配される向きもございますが、故人様と親しく最期のお別れをご希望される方にとっては、むしろゆったりと思い出に浸る時間が取れるようにも思われます。

 当方が立ち合いでお伺いした無宗教葬でも、告別式での献花以外は何もしないでほしいとのご喪家からのご要望をいただき、お集まりになられたご会葬者はお一人お一人が故人様と向き合い、ご出棺のお時間まで夫々が最期のお別れをされ、ご自身のお気持に踏ん切りをつけていらっしゃるご様子がうかがえました。

 また、「無宗教葬の音楽葬で」という故人様のたっての願いで、喪主の奥様はかつてのジャズ仲間にお集まりいただきましたが、ジャズが静かに流れる中、献花をされて故人様と向き合ったお仲間の一人が感極まり、飛び入りで持参のトランペットを吹き、お見送りをされた無宗教葬もございました。

 はたまた、ご喪家側のご事情で故人様のお好きなお料理の手配から、ご葬儀進行を故人のお嬢様の手にゆだね、担当者は脇でアドバイザーとして見守って行く形を取られた無宗教葬等々。
 いずれも故人様のお気持が尊重され、生き方として積極的に無宗教葬を選択されていらっしゃるご様子が伺えたご葬儀でした。

 ご葬儀の話題は無宗教葬での御葬儀をご希望され、ご自身の意思を貫いて、シンプルに生きるお元気な先輩の生き方に触れ、後輩達はいつの間にか背筋を正して聞き入っていました。
posted by あさがおスタッフ at 15:58| (松)