2017年12月13日

ベテラン担当者の出番です

 家族葬という言葉も日常的に使われる昨今ですが、お身内だけのご葬儀では、担当者の気遣いがより一層、御葬儀の良し悪しを決める大きな要因になっています。
 と言っても、特別なことをするわけではありませんが、気配りの行き届いた采配ぶりにベテラン担当者の心意気が伝わり、立会いで居合わせた当方もホッとした思いがしたものでした。

 以前、お伺いした家族葬では、担当者から開口一番「お身内だけですので、ゆっくりやります」とのお話をいただきました。

 長年連れ添ったお母様の悲しみが強く、かなりお疲れのご様子なので、通夜、葬儀・告別式とも全てお母様のペースに合わせて進行するとの由。

 ご葬儀以上に最後のお別れを重視され、柩にお花を入れる「お花入れ」の後も、しばらくお父様との無言の対話の時間を取り、お母様は担当者が用意した車椅子にて火葬場に向かわれました。
 火葬場の告別ホールではお1人ずつのご焼香がなされた後も、お母様はなかなかその場を離れることができませんでしたが、周りの方々はゆっくり見守り、全てお母様中心に事が運ばれました。

 また、女性で会社を経営されていらっしゃった故人様の場合は、通常ですとかなりの会葬者が見込まれるところですが、故人様のたっての願いで、ご遺族もご遺志を尊重され、ご家族・ご親族のみのお見送りとなりました。
 通夜に会社関係の方が「集めた香典」をお持ちになりましたが、会式前にお帰りになられたとの由。

 担当者は開式前に「火葬場が混んでおり、連絡を待つので時間のずれがありますが、逆にお別れがゆっくりできるとお考えいただければ」と申し上げ、読経の順序も分かりやすく説明されて、最後のお別れの儀では「何度でもお別れして、お言葉を掛けてください」と励まし、ご会葬の方々は思い思いにお声を掛け合っていらっしゃいました。
 故人様の大好きだったかすみ草のお花で埋まった上から、趣味のお稽古でお召しになられていたお着物が、そっと掛けられていました。

 この道数十年の女性担当者の場合は、ご葬儀の合間にも、話を聞いてもらえる人がやっと現れたとばかりに、ご喪家の方々が我先にご相談を持ち込み、話し込まれたご様子とか。
 さりとて、担当者はご家庭のご事情を根掘り葉掘り伺うわけではなく、ひたすら聞き役に徹していたようでした。
 お父様を見送られた1人っ子の喪主の方が、ショックでふらついていらっしゃったので、ひっくり返られては大変とばかりに、世話焼きの伯母さんよろしく、大丈夫と言われるまで腕をつかんでいらしたとのこと。

 いずれの場合も、その場の空気を読み、臨機応変にしかもさりげなくことが進み、黒子の意味を良く理解されたベテラン担当者ならではの心意気が、随所に感じられるご葬儀でした。

 まだまだベテラン担当者の出番です。


posted by あさがおスタッフ at 17:27| (松)

2017年12月09日

お元気なうちに。

 先日、お元気だった友人のお母様が脳出血で倒れて入院し、万が一のことが身近になってきた、と相談がありました。
 友人は万が一の時に慌てないように、という事だけではなく、今のうちに出来ることはやっておきたいとのこと。
 お父様はすでに他界されていて、お母様の葬儀は離れて暮らす長女である友人がすべて取り仕切らなくてはならない状況で、普段は仕事もあり、平日はなかなかお母様の所に行けない状態のため、何もわからず不安になっているとの事でした。

 休みの日には、お元気だったころに聞いた話を頼りに、実家に帰って生命保険の証券や印鑑、預金通帳などを探したりなどはやっているそうですがなかなか見つけられず、キャッシュカードは当のお母様が暗証番号を覚えていないそうで、医療でかかる費用や万が一の時の葬儀代もおろせない!と困っていました。
 また、お母様の交友関係もわからず、お母様のことはすべて任されていて決定権がある立場であっても、判断に迷い、聞いておけばよかったと思うことがいろいろ出てきたと言っていました。、

 最近では終活ということでご自身の将来について考える方も多くなっているようですが、気になりつつもなかなか行動に移せない方もたくさんいらっしゃると思います。
 また、友人のお母様のように、急に倒れ、何も聞けない状況になることも・・。

 子供が親と葬儀の話しをすることに抵抗がある方も多いと思いますが、他のご相談では「元気な時にここの斎場はいいな、と言っていたので、そこで葬儀をやってあげたい」とおっしゃるご相談者もいました。
 普段の何気ない会話の中にも残された家族が判断に迷わないで済むヒントがある事もあるようです。

 私はこのような仕事をしているので今まで親と葬儀のことは色々話してきたつもりでしたが、先のことを考えるとまだ判断に迷う事もあり、聞きたいこともあるのですが、両親も高齢になり、病気を患っている今、葬儀の話しはしづらくなってきました。

 お元気なうちに、気になることは何気なく聞いておくと、残された家族は選択肢が狭まって判断がしやすくなるかもしれません。
 
posted by あさがおスタッフ at 00:58| (本)

2017年12月06日

喪主の立場じゃなくても・・。

 「本当に葬儀社の担当者にはよくやっていただきました。〇〇さんの良かった点は一日あっても話しきれないくらいです!」
 以前、事前相談でセンターへご連絡いただいた方から、ご葬儀後にご報告いただいた感想です。

 ご相談者は次女様のご主人でご自分には決定権はありませんが、という話から始まったご相談でした。
 あまり口は出せない立場ですが、とおっしゃっていましたが、話を伺うと、葬儀を出すのは皆さま初めての事だそうです。
 一人でも詳しい方がいらっしゃれば、皆様にとっても心強いかと思いますし、ご長女様のご意向も踏まえて、皆様でご検討して頂くことをお勧めし、ご葬儀の際はご家族皆様で心のこもったご葬儀で義母様をお見送りになりました。

 その時に対応した葬儀社の担当者は、それまでにも、親切で話をよく聞いてくれると評判がよく、このご相談でも事前相談の段階から丁寧に対応して頂いたとの事。
 ご葬儀の際、ご家族の何気ない雑談の中に「桃が大好きだったから用意してあげたかったけど、桃の季節は終わっちゃったから・・」という話が耳に入ったそうで、ご葬儀の日に担当者が桃を用意してくださったとのことです。
 ご家族は、用意して頂いた桃に大喜びだったそうで、ご葬儀後にご相談者からいただいたご報告では、家族の葬儀という事だけでなく、感動して涙がでました、とおっしゃっていました。

 後日、センターから担当者へ報告の連絡を入れた際、担当者は「たまたま桃が好き、と聞こえたので、少し探したらすぐに見つかったので用意できたんですす」と控えめにおっしゃっていました。

 小さなことでも、ご家族にとってはとてもうれしいサプライズだったようです。
 ご家族の要望を少しでもくみ取ろうという気持ちがないとなかなかできないことかもしれません。

 「良かった点は一日あっても話しきれない」という感想は、最初、ご自身の立場で葬儀について調べることを心配されていたご相談者にとっても、無事に良い葬儀を行えたことで安心された気持ちも含まれているな、と感じました。
posted by あさがおスタッフ at 23:49| (本)

2017年12月04日

ご相談者の近況報告

 マンションのガス爆発という突然の事故で、屈強なご長男を亡くされたご夫妻から、ご自身のご葬儀についてご相談をお受けしたのは9年程前でした。

 悲嘆にくれる間もなく、ご夫妻からご自分達の万が一を鑑みて、様々な状況を考慮されたご葬儀についての詳細なご希望をいただき、その冷静なご判断に、当時ご葬儀について素人同然だった当方にとっては、只々頭の下がる思いでいっぱいだったことが思い出されます。

 この度、9年ぶりにお電話をいただき、ご夫妻共々お元気でいらっしゃいますが、お2人共あれから大分お年を召され、故郷の菩提寺に納骨されているご長男のもとをお尋ねされることが、今後益々厳しくなるとのご判断で、故郷のお墓を改葬されて、都内に新たな納骨堂をお求めになり、ご長男のご遺骨を移されたとのご報告をいただきました。

 新たな納骨堂のご住職からはご理解に富んだ助言をいただき、万が一の際のプロセスを一部変更されて、新たなご提案を付け加えられたいとの由。

 ご葬儀のご相談にもかかわらず、久しぶりの近況報告に、懐かしい方から突然お便りを頂いた時のように、どこかホッとさせられ、いそいそと新たな見積りをお取りし、お送りさせていただきました。

posted by あさがおスタッフ at 20:47| (松)

2017年11月29日

やり残していること・・

 今年も残りあと1か月になってしまいました。
 これから気ぜわしい1か月が始まりますが、やり残していることが沢山・・・。
 
 一番気になっている「やり残していること」は、思った以上にサイトの勉強に時間がかかってしまっていることから、行きたかった葬儀社さんや斎場への訪問が後回しになっていることです。
 一度出かけると一日仕事になってしまうため、なかなか予定を組めずにいたのですが、そうも言っていられません。
 今日も、以前お伺いしたいことを伝えていた葬儀社さんから、「いつでもいいのでお越しください、会館の案内もしますよ」、とご連絡を頂きました。せっかくなので、是非お邪魔させて頂こうと思います。

 12月は、葬儀社さんも忙しくされている時期ですが、合間の時間をいただいてお会いできればと思います。
 
 葬儀社の担当者のお話を聞いたり、斎場に訪問させて頂いて、自分の眼で見ることは、ご相談者に良いご紹介をさせていただくためにとても大切な事だと思っています。
 
 暑いよりも寒いくらいの方が出かけやすい私としては、今が動きやすい季節、暖かい部屋での内勤で体もかなりなまってきているので、身体を動かすいいきっかけにもなります。
 
 
posted by あさがおスタッフ at 14:46| (本)