2006年12月30日

最後のお別れの儀は葬儀担当者の腕の見せ所でもあります

 葬儀・告別式が終り、いよいよ最後の時がやって参ります。
 お別れの儀とかお花入れの儀と呼ばれ、会葬者にはその準備の為に一旦退場していただき、ドアが閉められ、ロビーや控室でお待ちいただくことになります。
 通常は舞台裏ですのでお客様にはお見せしない葬儀社が多いのですが、逆にお見せしてアットホームなフンイキを創りあげてしまう担当者に出会いました。
 それまでの読経に始まり、ご焼香という緊張した儀式からいっきにざっくばらんな流れに持っていく。そのギャップに初めは少々戸惑いを覚えましたが、改めて伺ってみますと、あーこういうやり方もあるのだと実感いたしました。
 
 まだ葬儀関係者が祭壇の花をむしっている最中ですが、サッサと式場のドアを開けご家族・ご親族を招きいれ、「お花、ドンドン入れてやってください」とラフに呼びかけます。
 その声にお身内の方達はハッと我に返り、今までの鯱張っていた気持からいっきに目前の出来事に引き戻されるように故人に集中するようです。
 ラフな担当者の姿勢は何回伺っても変わらず、大きな儀礼的な葬儀であればあるほどコントラストがつき、このフンイキが生きてくるようです。
 少々乱暴な言い方になりますが、芝居でいうと3幕で転調し、いっきに最終場面にもっていく感じに似ているようにも思われました。
 その場の空気を自在に読み取り、緩急をうまく心得ているベテラン担当者ではのやり方の一つだとは思いますが・・・。
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2006年12月24日

調布市にある金龍寺大雲閣での会葬者多数の無宗教葬に立ち会いました。

 会葬者150名ほどの無宗教での通夜に立ち会いました。

 秋田に菩提寺がありましたが、納骨法要等は通常通り行なうことでご住職に納得していただき、こちらでは無宗教でお願いしますとのことでした。改めて確認をとりましたが以前お母様の時にも問題がなかったので今回のお父様も同じ様にしたいとのご要望でした。

 故人はジャーナリストで交友関係が広い方でしたが、ご高齢なのでご喪家としては会葬者数が絞りきれず、一般会葬者数を50名ほどとして見積りを出していました。
また、最初の見積りでは多磨日華斎場を想定していましたが、亡くなられた時点で1週間先まで塞がっている状態でしたので、日程を優先してご自宅近くのこちらの斎場に決めたいきさつがありました。

 通夜当日は1時間前くらいから友人が続々と詰め掛け、連れ立って故人との対面をしていらっしゃいました。柩を取り囲み祭壇の写真と柩の中の顔を見比べながら「笑顔を取ればそっくりそのままだなあ」と見入って、暫したたずんでいらっしゃいました。



 無宗教での通夜はお別れの献灯から始まりました。まずご喪家の皆様お一人ずつ灯りのついた小さなキャンドルを祭壇前のテーブルに置き、手をあわせました。次にご親族の方お1人ずつが大きなキャンドルを手に持ち、祭壇前のテーブルに置かれた小さなキャンドルに点火していきました。

 ご親族の献灯終了後は、黙祷、喪主のご挨拶へと続きます。

 その後は、お父様の古くからの友人や交友関係がよく分からないので直接対面してお声をかけて欲しいというご喪家からのご要望に沿って進行することになりました。会葬者は祭壇に向かい手を合わせた後、お1人ずつマイク片手に故人とご対面し、顔を覗き込みながら話し掛けていました。中には言葉にならず、しばし絶句する方もいらっしゃいました。長い間闘ってきた同志の結束には特別な感慨があるようです。

 故人の人となりが伝わる様な式になったように思われます。予定の会葬者の倍以上の友人知人が集まり、翌日の告別式にも遠方から多数駆けつけたという報告も聞きました。

 依頼者も友人の温かさを感じ「私たちの知らなかった父の一面を知ることができました」としみじみ語っていらっしゃいました。

 特に今回葬儀社の担当者、進行役のナレーターともに女性で、男性は後方支援に回り、柔らかな物腰とさりげない気配りでの連携プレーが際立ったようです。一般会葬者席がすぐに一杯になり席を次々に増やし親族の席にもお座りいただいたが、そっと近づき遅れていらっしゃったご親族、一般会葬者お1人ずつに手短に説明し、親族にはキャンドルを、一般会葬者には柩とご対面していただくことをきちんと区分けしていました。

 翌日の告別式は献灯に代わりフラワーボックスにお花をさす献花になりました。柩には友人知人の思いが込められた沢山の色紙が入れられ、ご遺体はご自宅の前を通って火葬場に向われました。
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2006年12月21日

神奈川・茅ヶ崎市斎場での家族葬に立ち会いました。

 茅ヶ崎市斎場での会葬者15名ほどの葬儀・告別式に立ち会いました。ご喪家のご要望は祭壇の花を多くして見映えよく、しかもできるだけ費用を抑えてとのご注文でした。式場費が安く使い勝手が良いということから葬儀社の担当者はこちらを紹介したそうです。



 式場内の祭壇を置く周りが大理石でどっしりした感じなので家族葬用のこじんまりした祭壇も思わぬ効果を出しているようです。

 予定の会葬者15名のうち9名しかいらっしゃらなかったが式は定刻どおり始まりました。定員75名の式場なので真ん中だけ使用と言う形になりましたが、式場を少し暗くして照明を2灯両サイドから照らしたので、思いのほかガランとした雰囲気にならなかったようです。

 葬儀告別式が終わり繰上げ初七日の法要も終わろうとする頃、急に入口付近がざわつき1家族6名が飛び込んできました。日曜日で途中車の渋滞に巻き込まれ、にっちもさっちもいかなくなってしまったようです。取る物も取りあえずご焼香を済ませた皆さんはほっと安堵の表情を浮かべていました。

 最後のお別れ、お花入れの儀では後から駆けつけたお孫さん達が目を真っ赤にして柩のお祖母様にお花を手向け話しかけていました。傍で見ていても「何はともあれ間に合って良かった」と胸を撫で下ろしました。ストレッチャーに乗せられた柩が式場を後に火葬場に向う為長いエントランスに出ました。後に続くと雲ひとつ無い真っ青な空と小鳥のさえずりがいきなり目と耳に飛び込んできました。
posted by あさがおスタッフ at 10:41| Comment(0) | TrackBack(0) | (松)

2006年12月18日

馬込斎場での一般的な仏式の葬儀に立ち会いました。

 馬込斎場での会葬者30名余の葬儀・告別式に立ち会いました。通夜は喪主の会社関係者が大半で150名程でした。ご遺体は直接こちらの斎場ではなく、葬儀社の霊安室に中1日置かれ、通夜の日に運ばれました。葬儀社は安置料を無料にしてドライアイス料のみ頂いたそうです。



 依頼者は費用を抑えられるところは極力抑えたいとのご要望で、始めは花祭壇をご希望でしたが、備え付けの白木祭壇が3,700円で借りられるので結局こちらの方を選ばれました。

 会葬者数から第1式場を使用しましたが、間口が広く備え付けの白木祭壇だけでは両脇の供花が少ないと寂しい感じになりますので、葬儀社の担当者は祭壇上の広い空間に水引の幕を張って安定感を出し、供花の両サイドには御霊燈の提灯を置き、祭壇に奥行きを出したようです。ちょっとした工夫や並べ方でずいぶん違った雰囲気になりました。水引の幕は葬儀社のサービスです。

 出棺後は初七日の法要ができませんので、告別式の後、続けて行なわれました。こちらの斎場では収骨後そのままお帰りいただき、式場に戻れません。

 最後のお別れの儀はお身内だけで柩に花入れをしましたが、ロビーにお待たせしていた一般会葬者の中で場所を移動された方達がいらして、葬儀社の担当者が手分けして捜しに行くハプニングがありました。喪主のご挨拶の直前に戻られ事なきを得ましたが、傍で見ていても思わず緊張が走ります。会葬者の皆さん全員で柩をお見送りでき、ほっと胸をなで下ろしました。
posted by あさがおスタッフ at 09:40| Comment(0) | TrackBack(0) | (松)

2006年12月15日

葬儀や葬儀社情報をインターネットで集めてみると

 インターネットは便利です。その気になれば一日で、葬儀のことや葬儀社の大量の情報を収集することができます。
 
 となると、大量の情報をもとに適切な判断が導かれると思われそうですが、そう簡単なことではないことは、インターネットで情報収集をしたことのある人なら分かってもらえると思います。

 情報収集をすればするほど、かえって混乱してしまうというのが正直なところではないでしょうか。

 大量の情報に振り回されないための方法は、私の思いつくところ、情報収集する目的を明快にしておくこと、そして、質の低い情報は片っ端から捨てていくこと、だと思います。

 こういう言い方もできます。質の低い情報を見分ける眼を持っていないと、大量の情報に混乱させられてしまうということです。この眼をもってはじめて意味ある情報収集が可能というところでしょうか。

 それゆえ、葬儀のことや葬儀社の情報は、そのときになって収集する類の情報なので、わからなくて当たり前だと思うのです。しかも、情報を提供する側の多くが、情報を収集する人の意識に合わせて情報提供しているとは言えず、自分たちの都合で情報提供しているのですから、わかりにくさも倍増されているのが現状でしょう。
posted by あさがおスタッフ at 18:30| Comment(0) | TrackBack(0) | (道)