2007年01月30日

葬儀のプロから伺ったこと・その3

 葬儀社の人手は多ければ多いほうが良いと思われてしまいがちですが、そうとばかりは言い切れないようです。
 ある担当者はむしろご遺族の方にも手伝って頂きますとまで断言します。「もうお会いできるのは最後だから、触ることができるのは最後ですから。病院のベットからご遺体を下げ、車に乗せるなど此処で手伝わなかったら永遠に触ることはありません。世話をかけさせた方が後々記憶に残るのではないでしょうか。我々担当者はそれをサポートする位でよいと思います」との由。ベテランらしい気遣いも見せます。
 又、少人数の葬儀にスタッフばかりが目につくのも目障りになるので、その規模に合った人員で、適材適所必要なポジションにいれば良いとのことです。

 担当者が異口同音にいうことは1回しかできないので後々後悔することのない式をお手伝いしたい。その為には葬儀の日を日程最優先でない限り、少し空けるようにします。中、1〜2日はあえて置く。但し5〜6日までに終るようにします。病院からのご遺体の搬送が終った後、ご遺族も疲れきっていますのでその日はまずお休み頂き、翌日少し落着きを取り戻し、冷静な判断ができるようになった段階で打合せに入りますとのことです。慌てないことが第1です。
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2007年01月27日

葬儀のプロから伺ったこと・その2

 葬儀社の担当者からみると全てプロに任せるのもさじ加減が必要なようです。
 無宗教葬の司会などはプロに頼まず、担当者自身が時間の配分を見ながら臨機応変にやってしまうことが多いという。金銭的な問題だけではなく、例えばプロの司会者に頼むと、良く調べているので全て話してしまい、肝心なところを先に言ってしまって、他の会葬者の話そうと思うことまで先取りしてしまうことが多々見受けられるようです。「司会者は会葬者が喋った後をフォローして皆の前で持ち上てやる方が良いのでは。我々は葬儀屋ですから納棺から全て細かい話を聞いていますので言わないようにします。葬儀屋が喋ってしまっては誰の葬儀かということになってしまいますので」とはベテラン担当者の一言でした。
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2007年01月24日

葬儀のプロから伺ったこと・その1

 ご喪家の立会いにあちこちと伺っていると、以前当センターの賛同社の葬儀社を訪問した際に、色々聞いたプロの声がオーバーラップしてくるようです。
 葬儀社の担当者は依頼者とお会いしてご喪家のご要望を全て伺い、どうしたいのか、何を望むのかから始まります。出来るだけそれに沿ったものを心がけ、またそれについてのアドバイスもします。ヒアリングをして全てをコーディネートしてあげることが大切で、依頼者が満足し納得していただける為にはプロとして何処までメリット、デメリットを説明しアドバイスできるかにかかてくると言います。
 特に無宗教葬でやりたいことに関しては、ご要望だけでは務まらない。お寺に払うお経代が高いとか宗教は関係ない等、ご自分達のことばかりが先行してしまっていますが、まず、親戚の理解がなければ難しいようです。親戚との付き合いもあり葬儀事は後々まで色々言われるのでそこまで考えてあげる必要がありますとのことでした。
 
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2007年01月21日

ご喪家代表のご挨拶

 出棺前、喪主の方が代表して会葬にいらっしゃった方々にお礼の言葉を述べるという一般的な儀式の多い中で、最近は故人の死に至るまでの経過報告をなさるケースが出てきているようです。この場合は喪主というよりは身近な奥様やお嬢様からの報告になります。わざわざお忙しいなかを時間を割いて来て頂いた友人や教え子に、本当のことを納得いただけるようにお話したい、またお話しする義務があると意を決して話されるようです。
 病に倒れてからの生活ぶりや病状の変化、周りの状況をつぶさに報告されたり、あるいは出来ればそっとしておきたいと思われることまで包み隠さずお話しなさることもありました。お話しすることで、久しくお会いできなく心残りだった友人知人も納得し、一斉にほっと肩の荷を降ろすことができるようです。
 若年性のアルツハイマーに苦しまれ、最後奥様やお母様の手を振り払って家を飛び出し自ら命を絶ってしまわれた方の場合も、奥様が気丈に新たな決意を秘めて仔細に報告なさっていました。
 限られた時間の中、5分〜10分は費やされるので葬儀社の担当者は時間調整が大変ですが、皆さん1度として時間の催促することはありませんでした。
 異口同音に「心ゆくまでお話しをさせることがこのご葬儀では必要なことなんです」と担当者の心遣いの一端を語ってくれました。
 よく、葬儀はあくまでご喪家主体のものであると言われていますが、傍から見ているとどうしても葬儀社主導で儀式を静々と進行させているようにしか見えないことが多いものです。
 そんな中、決意を秘めたお話しぶりで一気にご喪家主導の葬儀に切り替わったようにも思われました。



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2007年01月18日

花祭壇あれこれ

 仏式の祭壇には大きく分けて白木祭壇と生花で飾る花祭壇があります。
 近年特に使いまわしされる白木祭壇よりも、柩に手向けてその都度使いきってしまう花祭壇の希望者が増えてきているようです。
 お花の値段も一頃に比べ安価になり、価格破壊とまではいかなくても、かなりリーズナブルなものも出てきています。
 通常、葬儀社の担当者は依頼者に祭壇のパンフレット、アルバム等をお見せしておおよその感じをつかみ、花の種類、色、デザイン等の具体的なご要望を伺い、後は花屋さんにお任せするようです。
 ご要望の中には季節はずれのお花で取り寄せるのに時間が掛かったりあちこち探し回ったりと時間ぎりぎりまで担当者は悪戦苦闘することもあると聞きます。   
 昨年立会いに伺った中にも、時には故人の趣味を伺いスキーの雪山をイメージした祭壇創りをしたり、またご喪家がお花の師範の場合には八分通り仕上げたところで、最後をご喪家にお任せして大変感激されたこともありました。
 また、担当者の花の管理も重要です。特に正面にある百合の花などは通夜にはまだ少し蕾の状態で葬儀・告別式に咲くように室温調節をしたり、喪主花は家に持って帰るので他の花と違ってわざと蕾のものにするなどの気配りが必要になってくるようです。
 先日伺った葬儀社の担当者は「10年前花祭壇が一般的に出始めた頃は毎回花屋さんサイドとイメージの差が出て喧々諤々と大変でしたよ。今では隔世の感がありますよ」と感慨深げでした。
 
 
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