2007年03月30日

葬儀社から伺ったことーご遺族への対応の仕方

 都会の核家族化と言われ30年余り、その代表選手の団塊世代からのご相談が多い昨今ですが、地方の風習に則った葬儀ではない葬儀をどうやれば良いのか分からず戸惑う人達が増えてきているのが現状です。
 年取ったご両親を引き取りお見送りする段になって初めて気がつくという具合のようです。
 勢い、葬儀社任せになり、うっかりすると葬儀とはこういうものだとある意味押し付けがましくなるのは気をつけなければと葬儀社の担当者は自警の念を込めて語ってくれました。
 
 本来、ご家族を考え、地域性を考慮したり、故人の性格やもろもろのことを考慮したうえで、こんな形がありますよと説明しながらやっていくとのことです。
 葬儀が始まる前にご遺族の信頼を如何に掴むかにかかっています。
 特に納棺前までに適切なアドバイスをしてご遺族に安心感を与えることが大事。
 こうしなければいけませんではなく、この場合はこうした方がいいですよとアドバイスします。
 ご遺族の要望は出来る限り聞くことで信頼感を得ています。
 また、菩提寺がある場合は菩提寺の考えを優先し、まずお伺いを立てます。菩提寺の日程を伺ってから葬儀の日程を決める気配りは大切です。
 担当者は色々仕切りますが、主役はあくまでご遺族です。
posted by あさがおスタッフ at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | (松)

2007年03月27日

ある葬儀社さんのこだわり

 以前、葬儀社にご挨拶に伺った時、開口一番祭壇の前に置かれている柩を如何思いますかといわれ、正直とっさに返答に困ったことがありました。
 祭壇は亡くなった人を飾るのであるから、亡くなった人が綺麗に飾られているかが問題で、そのためにも柩は祭壇の上に置いて飾るのが大切ではないかと言われました。
 葬儀社は故人との接点はないので生きているという存在として捉えると、どうして柩が前にでられるのか。それは物として扱っているからではないかとのご指摘でした。

 「うちは参加指導型でやっています」とは担当者の言葉です。
 「葬儀社が全てやってしまうのではなく、ご喪家の方々にもお手伝いしてもらいながらやることで、皆さんに参加するという意識を持ってもらうことが大切だ」ともおっしゃる。
 こちらでは故人のメイクもプロに頼まず、ご喪家の方々にも参加してもらい、お手伝していただく。そうすることで、ご喪家と同じ目線でどうしたいかを話し合えるとのことです。

 通夜・葬儀・告別式の儀式が中心になってしまうが、中心はあくまで故人であることを忘れずに・・・。長い生涯の中でたった3〜4日を如何に大切にできるか。
 先ずはご自宅に帰り、その日1にちはゆっくりお布団に寝かせたい。
 翌日、お布団の上で身体をご家族の手で拭いて貰ってから納棺。夜中そばで見守ってあげたい。
 次の日に初めて通夜となる。こうして死という現実を分かろうとする時間が必要であり、お孫さん達も亡くなった人に対する意識が変わり、接し方も変わってくるようです。
 
 最後のお別れも、できるだけゆっくりお花を柩に入れた後、柩の蓋を閉めるまでの空白の時間を大切にします。
 喪主の方を見ながら声をかけ、タイミングを計ります。皆様にお別れがゆっくりできましたと言われるように。
 職人気質・葬儀社さんのこだわりです。
posted by あさがおスタッフ at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | (松)

2007年03月21日

思い出コーナー

 ご喪家のご要望で生前故人が愛用したものや趣味の作品、家族との思い出の写真を式場のコーナーに飾り、葬儀に出席していただいた友人知人に見ていただくことがよくございます。
 通夜や葬儀の始まる前、悲しみの中にもそのコーナーの周りはおしゃべりと時には笑い声さえ聞えます。
 生前、なかなかお会いできなかった故人との思い出が、1枚の写真を巡ってよみがえって来るようです。
 1枚1枚の写真はごく普通の家族のスナップ写真であっても、その時代に関わった友人にとって貴重な最後の1枚になります。
 
 昨年、ご喪家からいただいた礼状の中で思い出コーナーに触れたものも幾つかございました。
 なかでも、コーナーの作成を葬儀社のほうで全てやる場合と、ご家族の皆様に手伝ってもらい、少しでも自分達の葬儀である実感を味わっていただくやり方があります。
 頂いた礼状は後者の方でした。通夜の当日午後2時くらいから準備に入りました。
 
「母や妹夫婦と思い出コーナーなどをあれこれ準備しておりますと、親族の結束も深まるようで、また、展示した若き日の父母や、幼い私どもの写真を間に会葬者との話も弾み、親父がおれも話にいれてくれと話しかけてくるような心温まる葬儀になりました。」とのことでした。 
posted by あさがおスタッフ at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | (松)

2007年03月18日

お葬式も宗教戦争?

 依頼者は故人の妹さんでした。
 第1報では区営斎場をお借りして、キリスト教・プロテスタントでの家族葬をご希望され、牧師さんの手配もお願いしますとのことでした。
 もしも牧師さんの紹介が煩雑であれば無宗教もしくは火葬のみのこともありえるとのこと。  少々切迫感があり、事情がありそうなご様子でした。
 葬儀当日、葬儀社の担当者に伺うとご家族の方々の信仰の対象が違い、それぞれが主張なさっているようです。
 お父様はキリスト教が大嫌い。
 その為に故人と妹さんとお母様は隠れキリシタンのようにお父様に内緒で教会に通っていらっしゃったようです。それでも最後に事情が分かってしまい、お父様は大層ご立腹で、葬儀をぶち壊すとまで言う始末。
 キリスト教関係の場合は通っていらっしゃる教会での牧師さんによって執り行われることが殆どですが、それも出来ずのご相談でした。
 葬儀社がお願いした牧師さんによると、信者の方でもしばらく教会を離れている場合などで、時にはこういうこともあるそうです。
 葬儀予算も火葬のみ位でしたが、費用を抑えたコースで、1日だけのキリスト教プロテスタントの葬儀・告別式がおこなわれました。
 柩にお花をいれるお別れの儀の後、柩の蓋を閉めるのを待ってもらい、お母様と妹さんは声を掛け合い暫しの間、故人と3人で無言の話し合いをしているようでした。
 お父様はとうとう最後までお見えになりませんでした。
 病院での最後のお別れを覚悟なさったようです。
 
posted by あさがおスタッフ at 23:52| Comment(0) | TrackBack(0) | (松)

2007年03月15日

葬儀費用のこと

 葬儀の立会いに伺うと、受付横にご遺族のご意思によりご香典をご辞退する旨の看板を目にすることがあります。

 しかし大方の場合、葬儀総費用に関して見積る時は香典を考慮していらっしゃる方が多いようです。 ご家族のみの葬儀を除けば、葬儀に掛かる費用の内、変動の激しい飲食代(お清め、精進落し)と返礼品は人数が増えた分、頂いたご香典で賄うことができます。

 費用を幾ら位に抑えるかの目安として、日本人の90パーセントは仏式ですので、お坊さんを第1に考え、先ずお布施を先に考えて、後残った費用で葬儀を考えます。
 次に、社会通念上必要な通夜の飲食費(特に近所付き合いの中では比重が高い)を考え、お布施と飲食代を除いた費用が葬儀費用になります。
 極端な話、火葬場と霊柩車と柩があればお葬式ができます。
 やりくりは如何様にもできます。
posted by あさがおスタッフ at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | (松)