2007年06月30日

「お葬式無しで火葬だけでも大丈夫ですか・・・・」様変わりするお葬式事情

 このところお葬式の事情もかなり様変わりを見せているようです。
 つい最近まで一般の人達にとって葬儀に関する情報はマスコミによる通り一片的なことしか得る手段がなかったのですが、インターネットで個人的に情報をキャッチできるようになり、自分の生活に合ったやり方を模索し始めたように思われます。

 そのひとつに、葬儀無しで火葬のみの依頼が増えてきています。
 2年ほど前に葬儀社の担当者に伺った頃は「金銭的な問題以外の方には御霊を成仏させる意味からもゼヒお式の方もとアドバイスをしています」とのことが一般的でした。
 しかし、都会生活で隣近所との付き合い、親戚縁者との付き合いが薄れていく中、それぞれのご家庭の事情もあり、ご家族だけで見送りたいという方は「こんなやり方もあるのだ」とインターネットからの情報を得ていらっしゃるようです。
 先日の依頼者の方の場合はすでに在宅介護のお母様がお亡くなりになり、ご自宅に安置されいる状況での電話でした。以前お父さまのご葬儀の時親戚とのトラブルがあり、今回は妹さんとふたりだけで見送りたいのでお坊さんの手配も要りませんとのことでした。
 お母様を自宅で見守り、当日納棺されてそのまま火葬場にという流れになりました。
 
 正直「火葬のみ」は最後の手段かと思っていましたが、色々な状況を見ていくうちに、その思いも最近では「積極的にこれも葬儀のひとつのやり方ではないか」と変わって来ています。
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2007年06月27日

お葬式の値段には裏がある

 元警官のジャーナリストの黒木昭雄さんが書いた「葬式の値段には裏がある」という本があります。葬儀社と病院との癒着の実態や悪徳業者の手口など葬儀社を取り巻く裏事情を描いています。
 お父さんが亡くなった際の葬儀費用に不信をもったことが、この本を書くきっかけだったといいます。
 要するに、この本が明らかにしているのは、葬儀社、葬儀費用など葬儀を取り巻く情報・知識を持っていないことがどれほど危険なのかということです。

 もっとも、こうしたことは葬儀業界だけのことではありません。どの業界でもあることです。たとえば、葬儀社自身も痛い目にあっています。
 最近は、葬儀社もホームページで情報を提供しているところが多くなってきています。だいたい葬儀社の人は、そちらの方面に明るくないので、費用のみならず内容に至るまで、だいたい製作会社やSEO会社などのいいなりです。
 そして、かなりの無駄な費用を使った挙句、効果がなかったと後悔だけしているのです。

 いずれにしても、知らないとだいたい不利益を被ります。(利益の源泉は情報格差による、と喝破している学者がいるほどですから。)

 ただし、不利益を被るからと言って、自ら、すべての情報に精通することはできません。それでもいろいろな場面で、知らなくても判断しないといけないことは多々あります。
 この場合役立つことは次の2つでしょうか。
・常識的な感覚を持っておくこと。
・よき相談者がいること。
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2007年06月24日

「臨機応変ぶり」はベテラン担当者の腕次第です

 やり直しがきかないご葬儀はどんなアクシデントも包み込み、無事終らせなければいけない。
 これは鉄則です。
 通常、式は通夜1時間、葬儀・告別式1時間ほどの中で進行します。
 宗派により多少の時間差はあれども、式の流れは殆ど似ていますので、葬儀の担当者はご喪家のご要望や様子を見ながら、腕の振るいどころを考慮し、何処に力を入れるか細心の注意を払い進行を見守っています。

 一方のご喪家側は心の準備ができないまま式に臨むことが多く、思いついたことを突然ご要望になり、時として担当者を慌てさせるようです。
 最近増えてきた家族葬などは近親者のみなので、ご喪家の個性もはっきり打ち出され、ご要望もエスカレート傾向にあるようです。

 先日も故人が習っていたバイオリンの先生が、式直前にバイオリン演奏で故人を見送りたいとの申し出がありました。
 急なことではあるが、何とかご要望をかなえさせるには何処に演奏時間を持っていくのがベストなのか、開式時間が迫っているなか担当者は咄嗟に色々な案を提案しました。
 演奏時間は融通が付くということなので、式前に演奏を始め、会葬者の心を落着かせて読経に入る案もありましたが、ご住職と相談する時間もないので読経途中はできず、結局、繰上げ初七日法要を済ませ弔電を読み終えた後に落着きました。
 優雅な演奏に耳を傾けながらも、決められた時間枠のなかで後に影響は出ないか心配しましたが、さすがベテラン担当者、最後のお花入れの儀も手を抜くことなく、しかも時間内でぴたりと修められたようです。
 出棺に合わせて再び演奏され、バイオリンをこよなく愛した故人にふさわしいお見送りとなりました。
 
 
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2007年06月21日

ご葬儀は搬送先を決めるところから始まる

 「今、母が病院で息を引き取ったばかりなのですが・・・・。八王子の葬儀社さんを紹介してください」緊張しきった声が受話器から聞えてきました。
 すぐさま、現在の状況を聞き、搬送する先をまずお伺いして、賛同社の葬儀社に連絡をとり病院までのおおよその時間を先方にお伝えすると、電話口にほっとしたような空気が流れました。
 病院での処置に時間が掛かることもありますので、依頼者には直接葬儀社の方にご連絡をお願いしています。
 搬送先はご自宅かご自宅以外の場合になります。昨今、都会を中心に住宅事情やプライバシーの問題等がでてきて、自宅以外にお願いすることが圧倒的に多くなってきました。
 ご自宅への搬送で一戸建ての家は問題ありませんが、マンション、アパートの場合は階数とエレベーター内部の鍵の有無を管理人さんに確認を取っておく必要があります。
 搬送は時間を選びませんので深夜の場合エレベーターの鍵の確保が重要です。エレベーターでご遺体を運ぶ場合、ストレッチャーを低くして奥に突っ込むような形になります。エレベーターがない場合、ご遺体を上の階まで運ぶことになり、階段が狭いと難しい場合があります。
 葬儀社の担当者は異口同音に「長い間ご自宅から離れていらっしゃったから、出来れば一度お連れしてください」とのことですが、なかなか難しいようです。
 ご自宅以外の場合は葬儀社所有の安置所や一時預かりの安置所、民営斎場の安置所、公営斎場の安置所などがあり、納棺との問題も絡んできます。特に公営の安置所はご遺体を柩に納めた状態でないと受け付けないところが多いので、一旦別な安置所で納棺するようになります。病院に
よっては病院で納棺してくれるところもあります。民営斎場の場合は納棺は自由です。
 目黒区の大圓寺斎場のように、出棺直前まで、ご遺体をお蒲団の上に安置することが出来る斎場もあります。
 ご遺族の気が動転しているなか、葬儀の準備は着々と始まっています。
 
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2007年06月18日

ご遺骨を安置しておける施設が納骨堂です。

 当センターは葬儀社の紹介をするのですが、相談の中で葬儀後の納骨の話になることもあります。今日は、名前は聞いたことはあしそうですが、どういったところなのかよく知られていない、納骨堂について書いてみます。

 お墓や火葬に関する基本的な法律が「墓地、埋葬等に関する法律」(略して「墓埋法」と呼ばれています)です。
 その中に、納骨堂とは、「他人の委託を受けて焼骨を収蔵するために、納骨堂として都道府県知事の許可を受けた施設をいう」となっています。
 要するに、納骨堂とは、遺骨を安置しておくことができる施設です。

 納骨堂はもともと墓地に埋葬するまで、一時的に遺骨を預かってもらうといったものが多かったため、一般的には預かり期間が定められています。ただ、更新可能で期間延長ができる納骨堂がほとんどです。この延長線上で、最近では、納骨堂を一時的なものとはせずに永代供養の場として利用したいというニーズに応え、永代供養墓を兼ね備えた施設も出てきています。

 納骨堂自体は、コインロッカーのような形態が多く、抵抗を感じる人も多いようですが、最近ではそういった感覚も考慮した、立派なものも増えてきています。そのほか、仏壇の形になっているものや、通常のお墓と同じものが屋内に設置されている形態など最近では出てきています。

 また例えば、お墓がないので、骨壷を自宅に安置せざるを得ないと思っている人も少なからずいます。納骨堂という形態が一般的にあまりよく理解されていなことがあるのでしょうが、納骨堂は、このような悩みを抱えている人の選択肢のひとつにもなるでしょう。特に公営の納骨堂は、細かい利用条件などが付いている場合もありますが、利用できれば廉価です。
 納骨堂にも一般の墓地と同じように、公営や民営のものがあります。

 納骨堂は土地を効率よく使用しているため、都心部であっても比較的費用がかからず遺骨を納めることができるようになっています。また、屋内スペースなので雑草を手入れするなど掃除の必要もありません。
 ただ、反面、自分たちのスペースではないということから、お花や供え物を自由に行えなかったり、共同の参拝施設が設置されていて、供養はその場所で行わなければならないなどの制約もあります。

 預かり期間や形態だけではなく、管理や供養、費用も様々ですので、それぞれの事情を踏まえて、さらには、それぞれ具体的な納骨堂の特徴の2つを合わせて考えることが必要です。
posted by あさがおスタッフ at 20:30| Comment(0) | TrackBack(0) | (道)