2008年03月30日

ご葬儀をドタキャンしてしまった菩提寺住職。

 以前、働き盛りのお父様が急死され、慌てたご子息の喪主の方が菩提寺にFAXで連絡したため、ご住職の逆鱗に触れたことを葬儀社の担当者から聞いたことがありました。昔から2人の使者が菩提寺に出向き報告をするのがならわしで常識だと息巻いていらっしゃったようです。
 菩提寺をたてて、何事もまずは菩提寺に報告をして、指示をを仰ぐ。
 遠方の菩提寺の場合でも同じです。
 遠方からでも駆けつけるご住職もいらっしゃいます。来られない時は、同じ宗派の地元のお寺を紹介されたり、同じ宗派のセンターを通じて紹介される等の場合がありますので勝手にご喪家側で処理しないように。
 このように菩提寺に気を使ってもハプニングはあります。

 実は通夜にはお見えになって読経されていらした菩提寺のご住職が、葬儀にお見えにならず、ドタキャンされてしまったという前代未聞の出来事がありました。
 時として開始時間に遅れるご住職もいらっしゃるのでスタッフ一同やきもきしながら待っていましたが、一向にいらっしゃる様子がなく、連絡しても通じない状態です。
 ついに火葬時間が迫っているので、会葬者の皆様にはご焼香をお願いし、読経なしの
葬儀・告別式になってしまいました。
 前日の通夜の読経は済んでいますが仏様は成仏出来ず、中途半端な状態でお別れのご焼香になってしまい、仏式とも無宗教葬ともつかないご葬儀に会葬者も戸惑いを隠せなかったようです。
 ようやく連絡が入ったのは火葬が済み、再び斎場に戻ってきた時でした。
 言い訳に終始され、のらりくらりとされ追求しても「申し訳ない。お布施は要りません」の一点張り。
 「お布施の問題ではない」と葬儀を終えた翌日、喪主は葬儀社の担当者に同行願って、菩提寺に向かったのは言うまでもありません。

 今回の場合は昔からの菩提寺ではなく、1年ほど前にお墓を買い新たに檀家信徒になったばかりで、ご住職との付き合いもほとんどなかったようです。
 これからはお墓を買って檀家信徒になるときにはご住職の人柄チェックもお忘れなく。




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2008年03月27日

情報洪水の中で方向を見失わないために

 インターネットは便利です。その気になれば一日で、葬儀のことや葬儀社の大量の情報を収集することができます。
 
 となると、大量の情報をもとに適切な判断が導かれると思われそうですが、そう簡単なことではないことは、インターネットで情報収集をしたことのある人なら分かってもらえると思います。

 情報収集をすればするほど、かえって混乱してしまうというのが正直なところではないでしょうか。

 大量の情報に振り回されないための方法は、私の思いつくところ、情報収集する目的を明快にしておくこと、そして、質の低い情報は捨てていくこと、だと思います。

 質の高い低いを判断するのもわかりにくいのですが、結局、その人のその時点での問題意識と見識にかかってしまいます。ただそれでも、情報洪水の中で方向を見失わないためには、その人にとって質の低い情報を捨てていくことだ思います。そうしないと、情報をただ集めることだけが目的になってしまったり、情報を集めて満足してしまったり・・・となってしまう可能性が大です。

 しかも悪いことに、情報を提供する側の多くが、情報を収集する人の意識に合わせて情報提供しているとは言えず、自分たちの都合で情報提供しているのですから、わかりにくさも倍増されている現状が追い打ちをかけています。
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2008年03月24日

社葬の本番は準備から式が終った後まで続きます。

 ご親族や親しい方々のみで密葬を執り行ってから社葬までに通常約1ヶ月近くの期間が置かれます。
 その間、葬儀実行委員長の指揮下で準備に取り掛かります。
 準備の第1段階としてまず式場選びから始まります。
 葬儀形式も仏式、神式、キリスト教、無宗教とあり、どの式によるかで式場がおおまかに選択されます。
 さらに式場選択の要素として、会葬者数に見合っているか、交通の便はよいか、分かりやすい場所か、駐車場のスペースは確保できるか、駐車場から式場まで離れすぎていないかが重要な鍵になるようです。
 葬儀社には葬儀規模や予算などから式場を含めた概算見積りを出してもらい煮詰めていきます。
 また、式場と同時に関係者のスケジュール調整をして葬儀日程を決める必要があります。
 日程を決めるに当たって、個人葬との違いは土曜日、日曜日を避けることが大切です。会社主催の式ですので、会葬者のためにもウィークデイに執り行われるようにします。
 会場、日程が決定したら関係各社及び関係者に連絡します。連絡方法としては封書の他に新聞広告があります。
 新聞広告ですと封書で行き渡れない方々にも連絡がとれるという利点があります。
 いずれの場合でも香典、供物、供花等を辞退したり、神式、キリスト教の式典などの時は明記する必要があります。会場で会葬者の戸惑いの原因をつくることにもなりかねません。仏式の場合は特に記す必要はありません。
 新聞に訃報広告を出す場合は葬儀社か広告代理店か直接新聞社の広告部に申し込むことになりますが、ほとんどの葬儀社が代行してくれます。葬儀日程に合わせた掲載日のタイミングも気をつける必要があります。
 当日の式次第、席次、弔辞依頼、指名焼香と対外的にも重要なことが重なり、細心の注意をしても注意し過ぎることはないようです。落ち度はなかったと思っても相手の
心情までは測りかねます。
 そのためにはいち早く、できれば社葬翌日には御礼にまわり、相手の方が不在でも名刺を渡しておくことが、今後の付き合い上大切なことになります。

 社葬は準備から長い本番が始まります。

 
 
 
 
  
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2008年03月21日

「駄目な社葬」とは・・・。

 社葬に関する出版物を見ていると、如何に対外的に立派な社葬を行なうか、葬儀実行委員長の肩には社運が掛かっているといっても過言ではないようです。
 立派な社葬とは会葬者が感動し心に残るご葬儀でもあります。
 しかし、そうは言っても各社そんなに多く経験することではありません。
 その時になってどのようにすれば立派な社葬を行なえるのか。
 その一つの具体例として駄目な社葬を知ることではないでしょうか。
 明日香出版社刊「社葬の実際」にも幾つか挙げられていますが、実際に立会いに伺って特に強く感じたことを少し挙げてみます。
 駄目な例として葬儀が長引いて、告別式に参列した一般会葬者が待たされた。受付けの対応がまずかったというなかでも炎天下で氷水一杯出なかった。寒いのにお茶も出なかったとありますが、これはかなり実感があります。
 真夏のご葬儀で出棺を見送ってほっとした会葬者が戸外で冷たいお茶のサービスに長蛇の列を作っていました。これは葬儀社の気遣いからのサービスでしたが、思わずほころんだ笑顔が思い出されます。
 また、それとは逆に、予想以上の会葬者の為、斎場内には入りきらない会葬者を真冬の寒空に待たせる羽目になったこともありました。お清めの会場も狭く、体を温めるのもあきらめてお帰りになった方も多かったと聞きました。
 その他、よく耳にするのは香典や供花を辞退する旨の新聞広告にもかかわらず、実際には受付けていた。案内されて控室にいったが満員で入ることが出来なかった。会場で座る場所が分からなかった。案内の表示が不親切で会場までの道順がよく分からなかった。供花の並べ方、順番がおかしいのでは等、少しの気配りと気遣いで防げることもあります。
 各担当部署の社員の仕事ぶりもお見えになった方々の会社への評価に繋がります。
 如何に満足してお帰りいただくかが社葬の成功の鍵になるようです。
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2008年03月18日

死因究明制度の現実

 日本の死因究明制度が先進国最低レベルであることが、「焼かれる前に語れ〜司法解剖医が聴いた哀しき遺体の声」(岩瀬博太郎・柳原三佳/著 WAVE出版)という本を読んでよくわかった。

 時津風部屋の力士急死や、福岡市の米国男性急死でも外傷による死亡が警察の検視では病死とされていた問題が、どうして起こってくるのか?

 これらの問題は、たまたま運悪く起こったことではなく、日本の死因の究明制度そのものの欠陥により、起こるべくして起こる問題であるようだ。
 その欠陥とは、検死体制や責任の所在、施設、人員、予算、法整備である。

 昨年、警察が取り扱った異状死体は15万4579体で、このうち90%にあたる13万9854体が解剖せずに、視診や触診などの外表検査による検視・検案で死因が特定されている。

 都道府県により、異状死体のうちどれくらい解剖されるのかの解剖率が違うのにも驚いた。監察医制度のある神奈川県(31.2%)や兵庫県(19.3%)、大阪府(17.4%)、東京都(16.4%)が高いのに対し、解剖率が低いところでは、埼玉県(1.5%)、鹿児島県(1.8%)、愛媛県(2.2%)、千葉県(2.3%)と差がある。どこで亡くなるかによって死因の判断が変わってしまうことだってあるかもしれない。
posted by あさがおスタッフ at 21:04| Comment(0) | TrackBack(0) | (道)