2009年03月28日

ご葬儀も祭壇、お料理、返礼品は故人の趣味趣向のものにこだわる兆しが出てきたようです。

 (3/28) 自身のご葬儀をイメージしご家族に託す方、また親御さんのご葬儀を前もって準備される方の中に、趣味趣向をよりはっきり打ち出してこられる方がでてきたようです。
 少し前までは、葬儀社の担当者にこのようにしたいというご要望を出し、担当者はできるだけご希望に沿うようにアドバイスされたりしてきましたが、最近ではご喪家自身の手によって準備される場合も出てきました。
 
 ご喪家主導型のご葬儀と言えば今までは市民葬のようにお値段を抑えることを目的にされることが多かったのですが、近頃は少し事情が異なってきています。

 さりとて時に見られる奇抜なイベント化されたご葬儀とも違うようです。 
 ご葬儀の儀式そのものは従来通りに執り行われます。
 違うところは祭壇やお食事、返礼品をご喪家の好みのものにする。
 葬儀社がご用意した中から選ぶのではなく、好きなものをご喪家自身が発注する。
 祭壇も生前好きだったお花を購入し、知り合いのお花屋さんにお願いするという。
 お料理も、返礼品も故人の好みに合ったものをお出ししておもてなしをしたいとのこと。
 
 結婚式と違い、ご葬儀は短期間に滞りなく終えるためにもいつの間にか葬儀社さん主導型になってしまいましたが、故人と繋がりの深いご葬儀にお見えになる方のためにも
ご喪家の意向をはっきり出す傾向がみられるようです。
 葬儀社が全て執り行うのではなく、あえて個を出せるところはご喪家自身の手でいきたいと。
 葬儀社サイドも柔軟な姿勢を見せはじめているようです。
 
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2009年03月24日

季節の変り目と虫がしらせること

 「季節の変り目なのかなあ」
 このところ、以前事前相談をうけた依頼者の方から緊急の連絡が立て続けに入ってきます。

 依頼者からご相談を受けた時点ではまだ今のところ安定しておりますから、とか入退院を繰り返していますがまだ差し迫った話ではないのですが、と皆さん異口同音に話されていました。
 
 お送りした見積書の中から葬儀社や斎場を選び、気持ちの中で万が一の準備はされていても、ご本人の様子を見ているとまだ少し先の話と思われ、葬儀社の担当者との打ち合わせも後回しになっていらっしゃったようです。
 皆さん揃っておっしゃるには「まだ急ぐ状態ではないのですが、今のうちに詳しいお話をお伺いしたいので明日にでも担当者とお会いしたのですが・・・」
 しかし、担当者と連絡を取り、「ゆっくり打ち合わせを」と電話を切った後、一気に事態は急展開されてしまったようです。
 
 病院から緊急の呼び出しを受け、取る物も取りあえず駆けつけご臨終にやっと間に合ったご様子です。あれよあれよという状態です。
 それでも、葬儀社を決め、電話だけでもお話を伺っていたので助かりましたとのご報告。
 それにしても何というタイミング。
 昔から虫が知らせるとはいわれていますが、何か気配を感じるのでしょうか。
 同じような事態がこの1週間、立て続けに起きています。
 悪い予感は奇遇にすぎないと思いたいのですが。 
 これも春の嵐がなせる業なのか。
 
 
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2009年03月21日

桜とお葬式

 今年も3月18日、東京の桜開花予想が発表されました。
 このところ、初夏を思わせるような陽気に桜も少々焦り気味で一気に蕾をつけたのでしょうか。
 それでも来週は寒の戻りがあり、開花はゆっくりとのことなので、あちこちお花見のはしごもできそうです。
 開花予想までして待ち焦がれる花は他には見当たりません。
 それだけに各人それぞれの思いが淡い桜色の中にしみ込んでいるようにも思われます。
 
 私事で恐縮ですが、昨年3回忌を済ませた母の葬儀の日のことです。
 雲ひとつ無い穏やかな春の日差しの中、葬儀・告別式が無事滞りなく終りました。
 火葬場へと向うバスの車中がいきなりフワッとした空気に包まれたのは、それからまもなくでした。
 何事かとあわてて窓の外を見ると、辺りは淡いピンク色一色です。
 一瞬、事態が飲み込めませんでした。
 どなたかの「あっ、桜だ」の声で我に返り、急に身体中が温かく感じられ、胸がいっぱいになったのが、昨日のように思い出されます。
 火葬場入口から玄関先までの満開の桜並木は、母の門出を迎えていただける希望のトンネルのようにも思われ、心の片隅でほっと安堵いたしました。
 
 桜の季節は巡ってきますが、あの日に観た桜は母の思い出と重なり、今でも特別な桜のように感じられます。
 
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2009年03月18日

世界不況も諸行無常

宗教学者の山折哲雄さんが、今週の「日経ビジネス」巻頭の有訓無訓で次のようなことを話しています。

自分自身の言葉で何とか宗教と社会を語れるようになるのに半世紀を要したという山折さん―― 物事、いい時もあれば悪い時もある。それを目先の危機的状況だけに右往左往する。これは何とも情けない。永遠なるものなどなく、世界不況も諸行無常、景気変動の一つにすぎない、と。

凡人からしますと、テレビからの大量の報道に接すれば、この経済社会がどうしても複雑怪奇なものに映り捉えどころがないように見えてしまいますが、本当のところはどうなのでしょうか?

数学の難問を解いて、フィールズ賞を受賞された広中平祐氏は「複雑な現象というのは、単純な事実の投影にすぎない」と言われました。

そういえば、数学の話題で、最近面白いテレビ番組を見ました。NHKスペシャルの再放送で、「100年の難問はなぜ解けたか」です。これまで誰も解けなかった数学の難問「ポアンカレ予想」が証明されたというものでした。「宇宙は最大で8種類の断片からなっている」という命題を解くことを通して、ポアンカレ予想を証明しました。数学の門外漢なので、この問題がどれほど難しいかはわかりませんが、宇宙は最大で8種類の断片というのは強烈な印象でした。複雑怪奇そのものに見える、この宇宙でさえ8種類の断片とは!


話を急に小さくして、身近なところで言えば、「複雑怪奇に見える葬儀業界は、日常の話題に上りにくい事実の投影にすぎない。」であるとか、「複雑怪奇な説明は、説明者の頭の中が整理されていない(もしくは整理することに慣れていない)という事実の投影にすぎない。」というようなことになりましょうか。
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2009年03月15日

繰上げ初七日法要とは・・・。

 仏式ではお亡くなりになって7日目に初七日の法要が営まれます。
 ご葬儀が終るや否や再びお集まりいただくのも大変なので、ご葬儀当日、火葬後遺骨を祭壇に安置し、ご住職が還骨回向の読経され、そのまま繰上げ初七日法要に移行するのが通常とされてきました。
 ところが最近ではお寺さんの都合なのか、はたまた式場の都合なのか、まだ荼毘に付す前に初七日法要が営まれるケースが多く見受けられるようになってきました。
 葬儀・告別式の読経に続けておこなわれ、ご家族・ご親族のみのご焼香となります。
 
 初七日は霊が冥土に向って最初の関門になる三途の川を渡る裁判日とのこと。初めての裁判を前に心細い気持ちを助けるための供養の日です。
 それなのに、荼毘に付される前に供養されるのがなんとも腑に落ず、未だに違和感が付きまとっています。
 
 公営の斎場の中には次のご葬儀の準備の為に出棺の後は式場に戻れないところが多く、必然的に前倒しで行なわれ、どこかところてん式に追い出される感じは否めないようです。
 タイム・イズ・マネー、時間で物事が決められていく中、時間を外して見送り供養はできないものか。
 目の前のご葬儀に立ち会いながら、ふとそんな天の邪鬼な心が動きます。
 何時か観た、韓国のお葬式の映画のように・・・。
posted by あさがおスタッフ at 23:51| Comment(0) | TrackBack(0) | (松)