2011年09月14日

中秋の名月にお願いすることは・・・。

  「昨晩の月は清々しいほどに美しく、月見団子を食べながらしばし見とれていました」と朝方、友人からメールが届きました。

  今年は6年ぶりに中秋の名月が満月になったとのこと。
  兎の餅つきを連想させるお月さんを無心にながめ、願いごとを姉妹で話していた子供の頃を久しぶりに思い出しました。

  いつの間にか都会生活では空をゆっくり眺める習慣も無くなりましたが、故郷では縁側にススキやお団子や小芋などをお供えした風習は続いているのでしょうか。
  野菜嫌いな私もお供えをした小芋だけは大好物だったことを思い出しました。

  今年は例年になく昔からの習わし一つひとつが気になります。

  一個人の問題ではなく、日本のあるべき姿をもう一度再確認したい気持の高まりが、全国あちこちから沸き起こって来ているように感じます。

  3・11の未曾有の大災害はある意味もう一度、じっくりと日本を見直し、残すべきものをしっかり残しておこうという機会を与えてくれました。

  その地に古くから伝わる行事を改めて見直したり、長老に我が家のしきたりを伺ったりと、伝統行事が全国各地で盛んに取り上げられたのも今年の夏の特徴のようでした。
 
  それは丁度、各人のアイデンティティーを確かめているようにも感じられました。


  今朝の新聞には陸前高田の松林で1本だけ残った松が、満月の明かりに照らされて、必死に生きようとガンバって立っている姿が載っていました。
  前途多難の松ですが、何とか持ちこたえられるように、お月様にお願いしておきましょう。
posted by あさがおスタッフ at 02:17| Comment(0) | (松)

2011年09月09日

十五夜

つい昨日まで、天気が良くても風が涼しくて、もう秋だな・・と思った矢先、今日はジメジメ、また夏が戻ってきたようです。しかし、夜の空は秋の気配が。
 空気が澄んで、月がきれいに光っています。十五夜に向けて、月が少しずつ丸くなってきました。
 今年の十五夜は9月12日。この日は満月にあたりますが、十五夜の月が満月になるのは6年ぶりだとか・・
 私は今までずっと「十五夜=満月」と思い込んでいました。(旧暦の8月15日にあたる日(新暦で9月の中ごろ)は月の真ん中あたりで、満月に近い形になっているからですね)今年は月見団子を作ってお供えしてみようか…
お供えが終わったら「みたらしあん」をからめて「みたらし団子」にしていただこうと思います。雲に邪魔されず、きれいな満月が見れるといいですね。

 ちなみに来月は10月9日が十三夜にあたります。十三夜は成功や財運に恵まれるといわれているそうで…。この日もお団子をお供えして、しっかり拝んでみようと思います。

この夏、スイカを食べずに終わってしまいそうですが、先日、梨をいただきました。
とても甘くておいしかったです。
posted by あさがおスタッフ at 22:40| Comment(0) | (本)

2011年09月07日

気配り

最近のご葬儀後のアンケートやご報告いただいたお手紙の中では、「気配り」に関する事柄が多く取り上げられ、目立ってきているようです。

 悲しみで他の事が考えられないような状態の中、担当者を始めとしたスタッフのちょっとした心遣いに勇気付けられ、ふと我に返って気を持ち直された経験をお持ちの方も多いのでは。

 しかし、時としてこの気配りが意外な方向に行ってしまうこともあるようです。

 その1例として、柩へのお花入れの際、葬儀社のスタッフが腰を落ち着けてゆっくりと最期のお別れができるよう、柩脇にイスのご用意をしたのが、ご喪家にとっては徒になってしまったようなケースもありました。

 「ご老人や足の不自由な方がいらっしゃる場合を除き、遺族は悲しみに没頭したいと思いますので、ご配慮はありがたかったのですが、とても気が散りました」とのご報告いただき、その場の配慮が足りなかったことを大いに反省させられました。

 しかしながら、ご会葬者お一人おひとりのお気持に沿いながら、常に配慮を怠らないように気を配るのには、矢張りベテラン担当者に1日の長があるようです。

 長年この仕事に携わってきた担当者は常に気配を感じ、ご会葬のどの方がどのような状態でいらっしゃるのかを常にチェックしながら、さりげなくイス一脚を勧めるタイミングまで心得ていらっしゃるとのこと。

 ご葬儀立会いで伺った時の手際のよさには、側から見ていてもさすがと思わせるものがありました。
 後方片隅でお立ちになっていた白髪の老紳士の一瞬の笑顔がご会葬の方々を代表しているようにも感じられたほどです。
posted by あさがおスタッフ at 20:42| Comment(0) | (松)

2011年09月04日

最期

 「見積りはファックスか、郵送どちらにしましょうか」
 「お母さん、どうしよう。ファックスの方が早いわよね。じゃあ、ファックスでお願いします」

 事前相談とはいえ、電話口の方の受け答えにはまだ、余裕さえ感じられました。
 数時間後、その見積りが必要になるとは御家族どなたも想像さえできなかったのでは・・・。

 ご葬儀の相談をしていると、このようなことが度重なって起こることがあります。

 中には御本人様の体調が安定してきたので今日退院され、ご自宅に戻られたのでご相談の続きをされたいと、半年ぶりに依頼者のお嬢さんからメールを頂いたその晩、急変され旅立たれた方もいらっしゃいました。

 「私も本当にびっくりいたしましたが、あさがおさんとは何か見えない糸で繋がれている様な不思議なご縁を感じました」
 後日、お嬢さんからご葬儀のご報告と丁重な御挨拶をいただいたのは、言うまでも有りません。

 また、ご自身の最期を感じ取り、側から見ればお元気そうなのに、ご自身のご葬儀の相談をされ、1ヶ月後、後を任されたお兄様からご連絡をいただき、にわかに信じられない思いにさせられたこともありました。

 当方とはメールでのやりとりでしたが、あまりに落着いたしっかりした文面に、時としてどなたのご相談でしたっけ・・・と、思わず読み返してしまうほどでした。
 
 葬儀社の担当者は1週間前にお会いして綿密なご相談をされたばかりとのことで、笑顔が思い出され、同年代として思わず込み上げてくるものありますとしみじみおっしゃっていました。

 人間、一人ひとり、最期っていつ来るのでしょうか。

 東日本大震災から間もなく半年が過ぎようとしています。
 今年の夏は「寿命」のことが走馬灯のように、いろいろと思い巡らされました。
posted by あさがおスタッフ at 20:25| Comment(0) | (松)