2012年06月24日

お返し物

 会葬返礼品とは、ご葬儀の折に、故人のために足を運んでくださった方へお礼の意味を込めてお渡しするものです。通常は喪家側がお渡ししやすく、また、受け取る側も負担なく受け取れるようなものとして、ミニタオルやハンカチなどが多く利用されているようですが、最近では、御香典を持って来られた方には、ご葬儀の当日に御香典返しとして別の品物をお持ち帰りいただく場合が増えているようです。
 これを「即返し」とも言いますが、ある程度の御香典の額までは一律の品物をお渡しし、高額の御香典をご用意された方には、後日(四十九日後)改めて御香典返しをするという方法です。

 これは、ご喪家の方がご葬儀の後、深い悲しみの中でも手続きやご法要の準備などで忙しい思いをしなくてはいけないので、名簿の整理や御香典返しの手続きなどを簡素化させるためにはよい方法なのかもしれません。
 特に、ご会葬の人数が多ければ多いほど、この方法はご喪家の方にとってその後の作業負担が軽くなるので利用される方が増えてきており、ここ数年のご葬儀にご会葬された方で、このような方法でお返し物を受け取られた方も多いかと思います。

 とはいえ、ご喪家やご親族の考えかた、また、地域性なども考慮しなくてはいけません。
これは、大抵がご葬儀の打ち合わせの際に決めていただくことになりますので、頭の片隅にでも、「こんなやりかたがあるのか」くらいに覚えておいていただければと思います。
posted by あさがおスタッフ at 14:15| Comment(0) | (本)

2012年06月22日

エンディングノートの必要性

  「お骨はひとまず預かってほしいと言われ、知り合いのお寺さんに預かって貰っています。ご連絡はまだいただいておりませんが、ご葬儀には菩提寺のご住職もお見えにならず、お父様のご葬儀以来からでしょうか。複雑なご事情があるようです」。
 出張先で急死され東京のご自宅まで搬送いたしましたが、2週間前にお父様が亡くなられたばかりとのことで、直葬という形をとられた方の現況を、葬儀担当者に伺った折の電話口でのやりとりです。

 昔からいつ何時ことが起こるか分らないからと言われながらも、普段多くの人は聞き流し、その場に出くわしてから、初めて事の大変さに気付き、うろたえ、ほぞを噛んだものでした。
 ことに人の死に関する問題は残された方々にも火の粉が降りかかり、取り払うのも大変です。
ご自身のためにも、残された方々のためにもご自身の最期をどのようにされたいのか、してほしいのか、知らせておく必要性がさらに増して来るのではと思われます。

 最近マスコミでもひんぱんに取り上げられて、自分のことは自分で処理できるようにと、万が一の時はどのようにしたいか書置きが出来るエンディングノートの存在がクローズアップされていますが、まだまだ一般的な普及までには至っていないようです。
 自身の死を意識するのは縁起でもないと一蹴する前に、元気だからこそ客観的に書ける要素も多く、後に残された方々が火の粉をかぶらないためにもエンディングノートの存在をアピールし、もっと日常の生活に溶け込ませたいものです。

 「エンディングノート」で思い出すのは昨年秋話題になった同名の映画です。
 
  余命を告げられた、かつての企業戦士が家族に残す遺言状として、自身のエンディングノートを制作して行く過程を、娘さんである監督が絶妙な距離をもって撮影をしていく様は、見る側に生きることの大切さをずっしりと伝えてくれました。

 モーレツサラリーマン時代そのまま全て段取りをしなくては気がすまない主人公は、冷静に病と向き合いながらも、葬儀の段取りを一つひとつ丹念に仕上げていきます。
 実家は仏式ですがお墓は宗教を問わないとのことでキリスト教葬に決めました。
 結婚式以来と軽口をたたきながら式場の下見をされ、こちらを選んだ理由を説明されていました。
 @好印象だったことA家から近いことBリーズナブルであること。
 さらにご葬儀は近親者のみで執り行うことetc。
 死に対して向かい合うことの大切もさることながら、「一人ひとりの死に対する思いへのヒントになるのでは・・・。まさにエンディングノートだ」との思いを強くした映画でした。
また、パンフレットには「この映画を見たら皆エンディングノートを書きたくなるにちがいない」とコメントされた方もいらっしゃいました。

 エンディングノートを活用され、これからのご葬儀は自身の意思をより明確にし、自分流をアピールすることが周りのトラブル防止にも繋がること思われます。
posted by あさがおスタッフ at 03:13| Comment(0) | (松)

2012年06月18日

バランスが大事

 ギリシャの再選挙は、緊縮派が勝利宣言を行っていました。今後どのようになっていくのかわかりませんが、ヨーロッパの小国の動向を気にしないといけないような現在の世界のありようは恐ろしい感じがします。

 この地域はよくない、しかし周りを見渡すと、あっちの地域はいい、であれば活路や展望がありそうな感じがしますが、グローバル経済という名のもと、ダメになるときはみんな一緒にダメになるという、一蓮托生性が強まっているのは薄気味悪い。しかも、「風が吹けば桶屋が儲かる」のような世界では、モノやサービス、人の移動にタイムラグも生まれてきますが、金融の連鎖はそれさえ許さないらしい。

 もっとも、あらゆるモノやサービスを安い価格で手に入れられるようになったという恩恵をたっぷり享受しているので、危なさや脆さは仕方がない、±0というところではあるでしょうが。

 グローバル経済の不気味さを醸し出す、今回のギリシャ問題は、ソブリンリスクが発端です。日本も他人事でないのはご承知の通りです。と同時に、他人事でないのは中央集権(ユーロ)と地方分権(ギリシャ)のありようです。今後、どうバランスさせていくのか注意深く洞察することは、日本にも有益だと思います。
posted by あさがおスタッフ at 08:34| Comment(0) | (道)

2012年06月17日

一年が経ちました

 つい先日、私がこのブログに登場させていただいてから一年が経ちました。
最初は何をかいたらいいのかよくわからず、当たり障りのないお天気ネタでしばらくの間しのぎ(「お天気シリーズ」と名付けられました。)それに詰まると今度はまた当たり障りのない食べ物ネタ(これは「食べ物シリーズ」となりました。)でつないでいました。

 さすがにこれではよくないと、少しずつご葬儀関連の話題を盛り込み始めたのですが、これもなかなか浮かばず、いつも締め切り日を過ぎてしまい、気持ちの中では常に焦っている状態です。
 毎日ブログをアップしている方、本当に尊敬します。

 今日はご葬儀の立会いに伺いました。行きは、今日のご葬儀のことを考えながら電車に揺られ、帰りは既に締め切りの過ぎているブログのことを考えながら、何かを絞り出さなくてはと必死でした。
 
 そしてやっと見つけたブログ参加一周年というきっかけ。今、とてもホッとしています。
 来年の6月、二周年の際には、2年経ったなんてことを書くのももったいないと思えるほど、頭の中の「あさがおブログのネタ置き場」が満タンになっているように、色々なことに気づいていければいいなと思っています。
posted by あさがおスタッフ at 23:59| Comment(0) | (本)

2012年06月13日

地域の葬儀社さんを推薦する理由

 当センターの賛同社をご紹介する折の大きな要素として、ご希望されている地域に拠点があり、その地の斎場に精通した葬儀社のみをお引き合わせしております。

 ご逝去は予測できない事態が多く、お見積りをされたご希望の斎場がかなり先まで塞がり、ご喪家との日程が合わず、急遽変更せざるを得ないこともしばしば出てきます。
 ご指名を受けた葬儀社さんはご希望の斎場に見合う斎場をたちどころに捜し出し、さらにその斎場にも精通していることが大事な要素になってきます。

 先日ご葬儀の立会いでお会いした葬儀社の担当者はご相談者の希望されている地域で生まれ育ち、以前に在籍された社でもその区域を長年担当されていた方でした。

 ご紹介した依頼者が出した条件の中で「どの斎場が一番適しているか、また日にちが合わなかった場合にはどこが適当か、どのようにすればご希望に添えるか、地域のことは隅々まで頭の中にインプットされていますので、臨機応変に対応でき、細かなことまで調整できるのも強みです」とお話されていました。

 費用をできるだけ抑えたいご相談者に合わせて、先に検討されていた火葬場併設の斎場と比較しどの位抑えることができるか、またお客様をお迎えするのにふさわしい斎場か否か、あらゆる角度からご要望に近づけ、後日大変喜んでいただけたと伺いました。

 担当者が選んだのはお寺の古い会館でしたが、隅々まで消毒液を使って掃き清められた貸斎場ではお寺の境内という立地条件もあり、こぢんまりした中にも落着いたご葬儀を執り行うことができました。
 価格もリーズナブルで表立ってパンフレットにはうたっておりませんが、お願いしてご遺体を本堂脇のお部屋に通夜当日まで無料でご安置いただけました。
 結果、火葬場へのマイクロバス、霊柩車代等を加算してもかなり費用を抑えることが可能になり、細やかな気配りで、地元の状況をよく把握している強みが発揮されたようです。

 それぞれの葬儀社の方々もご葬儀のプロとして、広範囲の区域を網羅できるように一応の知識を身につけ、訓練されていらっしゃいますが、遠方の場合は細かな情報まではなかなか把握しきれずに、時として小さな穴から水が洩れるような場面も耳にいたします。

 先日も神奈川の葬儀社の方が東京でご葬儀を執り行った際に、東京の斎場では禁止されている看板を地元でのご葬儀と同じようになにげなく出してしまい、あわてて撤去するはめになり、看板を出すことを希望されていたご喪家は困惑され、ちょっとしたトラブルになってしまったことをお聞きしました。

 また、山の手の葬儀社さんが下町のお寺の貸斎場でご葬儀を取り扱った際には、ガードマンを雇って欲しいとの要請が最終見積りを取った後で分り、その分予算オーバーになってしまい、ご喪家にご迷惑をかけてしまったことも聞き及んでいます。

 斎場指定の料理屋さんがあることに気が付かずにいつものように見積りを作成し、通夜当日に判明して急遽斎場指定の料理屋さんにお願いするはめになりましたが、結果見積りよりも高い飲食代になってしまった例など、常に精通している斎場ではありえないミスも時として起こってしまうようです。

 ご紹介する立場といたしましては、先ずご希望の地域の葬儀社さんから見積りを取り、皆様でそれを検討されて、出来るだけ担当者と面談されることを希望いたします。
担当者とのコミュニケーションがはかれ、より深く臨機応変な対応が期待できますので・・・。
posted by あさがおスタッフ at 21:38| Comment(0) | (松)