2014年05月29日

葬儀屋さんの地元活動

 センターの賛同葬儀社さんで、定期的なペースでお葬式のセミナーを行っている所があります。
 先日、あるご縁のおかげでそのセミナーに参加させていただけることになり、新しい担当者さんへのご挨拶も兼ねておじゃまさせていただきました。

 昔から地元に根付いた営業活動をされている葬儀社さんらしいセミナーで、お客様はほぼ地元の方。顔見知りの方などもいらっしゃったようです。
私もその中に混ぜていただき、話しを聞かせていただきました。

 テーマは、多くの方が興味を持っているであろう「家族葬」でした。
 家族葬を望む人が多いというのはどのような理由からなのか、とか、家族葬で葬儀を行った場合の費用についてなど、いくつかのテーマに分けて分かりやすく話しをしていただき、参加した方々は真剣に話を聞かれていました。

 「家族葬とは」などの疑問は今の時代、今の時代、誰でもインターネットなどで詳しく調べることができます。知識だけが必要ならば、なにもセミナーへわざわざ出向かなくてもいいのでは・・などと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
 私自身はもちろん仕事上知っていなくてはならないことばかりですので、本来ならば参加する必要はないのですが、お話しの中でときどきはさまる、「葬儀屋さんが体験した話し」はとても興味があり、勉強にもなりました。

 一般の方々は、葬儀について調べなくてはならない状況になるまで、葬儀屋さんと接したことがないという方も多いと思います。
 このような、地元の葬儀屋さんが開催するセミナーは、地元の人たちとのコミュニケーションを図ると同時に、なんとなく不安があるような気持ちが少しでも軽くなるような場になるのかもしれません。
posted by あさがおスタッフ at 20:48| Comment(0) | (本)

2014年05月28日

生花祭壇の役割

 センターでは、ご相談の初めの段階で一度祭壇についてお伺いしますが、宗旨宗派を問わず、年々、生花祭壇を希望される方が増えてきているようです。
 
 生花祭壇は式場内を華やかに飾るだけでなく、故人様やご遺族の要望をかなえやすく、その方のためだけに造られるものというのも理由の一つかと思います。
 また、たくさんの花で送りたいと思われている方も多く、祭壇で使った生花はたいていの場合、ご出棺前のお別れの際に皆様でお柩におさめられるので、最期に皆様が故人様とお別れをする時間を少しでも長くしてくれるのにも役立っているのかもしれません。

 ときどき、仏式の葬儀でも生花祭壇を選んでもいいのでしょうかなどのご質問をいただくことがあります。昔ながらの葬儀をお考えの方などには、仏式での生花祭壇に少し抵抗がある場合もあるようですが、葬儀社さんとの打ち合わせなどで気持ちが変わり、生花祭壇に変える方もいらっしゃいます。
 また、神道でのご葬儀では白木の祭壇を使用される方が多い中、神道用の生花祭壇を提案する葬儀社さんもあります。

 故人様のイメージや好きだった色や花で飾られることも多く、故人様が男性の場合には、白やブルー、紫色などの寒色系の花をメインに飾ることが多いように思うのですが、お父様のご葬儀の祭壇をピンクの花で華やかに飾ら れたご葬儀もありました。 ご相談当初から生花祭壇で見送られることを強く希望されていたご家族でしたので、生花祭壇にちからを入れている葬儀社さんをご紹介させていただきました。
 祭壇は遺された奥様と娘さんのご希望でピンク色の花をメインに使用したとのことです。
 立会いに伺えなかったご葬儀でしたので、その祭壇の写真を見せていただいたのですが、あくまで私の想像ではありますが、とても仲の良いご家族という印象をもちました。

 葬儀に対する考え方は千差万別ですが、生花祭壇はそれぞれのご家族の送る想いをかなえることにも一役かっているのではないかと思います。
posted by あさがおスタッフ at 00:30| Comment(0) | (本)

2014年05月22日

8年前のエピソード

「地震の時、仏様のご安置はどうすればよいかしら?仏様には悪いが自分自身の方が大切よね」
笑顔で迎えていただいた、開口一番のご挨拶でした。

 ご自宅を改造したような玄関左側にはご焼香台とご遺体がご安置され、右側のドアを開けると事務所兼居間になり、普通のお宅と変わらない様
子に、お線香をあげにお見えになられた方はそのまま居間に居座って、思い出話をされながら、お食事まで召し上がっていかれる方が多いと伺いま
した。
 言うなれば、ご自宅に葬儀のプロが四六時中ついていてくれるような、安心感があるからでしょうか。

 古いノートをめくっていると、昨年体力の限界を感じ、長年のお仕事にピリオドを打った私がいつも”肝っ玉母さん”とお呼びしている葬儀社
さんに、8年ほど前初めて伺った時のことが、思い出されます。

 ぎりぎりの予算で個人がやっているので、見積り以上は、びた一文取らないというのが、母さんの心情でした。
 実際には予算がはみ出るケースが多く、安置料にしわ寄せがきて、安置料はただになってしまうことがほとんどのようです。
 色々なエピソードを伺った中に、こんなケースもありました。

 若いサラリーマンからお父様のご葬儀を依頼され、式場の予約を取るのに寸分を争うので手が離せないため、ご依頼者に菩提寺には丁寧にご連
絡されるよう申し伝えておいたのですが、ファックスでご報告をされてしまい、ご住職のご機嫌を損ねてしまわれたとのこと。
 
 地域のご葬儀を取り仕切っていたご住職にとって、亡くなられたらご遺族がすぐにお伺いを立てに来るのが当然とばかりに思っていたのが、勝
手にご喪家で葬儀社を決めたことに気分を害し、さらにファックスでのご連絡が追い打ちをかけ、取り付く島もない状態に、お母様はついに泣き出
し、周りの方も途方に暮れる始末だったようです。
 
 肝っ玉母さんは無事ご葬儀を終わらせなくてはと「降ろさせていただきたい」旨申し出ると、見積書を見せろと迫り、お見せすると今度はこん
な安い葬儀の仕事はできないと益々怒りをかってしまい、あげくに「お前のところはどんな葬儀社なんだ」と罵詈雑言まで吐く始末。
 ここは踏ん張りどころとばかりに気持ちを抑え、母さん自身がやってきたご葬儀のことをお話していくうちに、あれほどつむじを曲げていたご
住職が肝っ玉母さんのペースにはまり、いつの間にかご住職の身の上話に話が方向展開し、帰りがけにはほろりとされたご様子だったとのこと。

 ご住職の車でお近くまで送っていただいた帰りしな、ご住職は「俺も安い葬儀があったら、そちらにまわすから」と照れ笑いをされたとのこ
と。

 人間味溢れたこんなご葬儀も少なくなっていくことでしょう。
posted by あさがおスタッフ at 03:18| Comment(0) | (松)

2014年05月18日

「最後の親孝行ですからと」と高いものを進められた

 「以前、葬儀をしたときにひどい目にあったので、今回は、事前に準備をしておこうと思った」という相談者などから、そのひどさぶりを伝え聞くことがあります。こうした葬儀で後悔したという体験談を相談者から直接聞く他、ホームページ上でも、当センターを利用していない一般の人からも口コミを投稿してもらうようにしています。そこで時々、ここの葬儀社でこんな対応をされた、というような体験談を寄せてもらう事があります。

 例えば、次のような投稿が以前ありました。

――『最後の親孝行ですからと』と高いものを進められましたが、母は出来るだけ質素な葬式を望んでいたと言ったら、露骨に嫌な顔をされました。

――最初の契約の際に一通り説明を終えると、それ以降はこちらから聞かないと何も教えてくれませんでした。

――ご冥福を…などという言葉もなく、「早くしましょうよ!!」とまだ30歳前の若い男性が「やってやるんだから」と見積もりの際には凄んできました。

 法的に問題があるような対応を受けたという内容の投稿もありますが、こうしたトラブル色が強いものなら消費者センターのような機関に相談することもあるかも知れません。しかし、上記のような、不愉快な思いをした、後悔したということを言える場もあまりないと思います。

 葬儀社に関する様々な情報は当センターにとっても役に立ちます。ご相談者の状況も相談内容も様々で、中には、○○葬儀社で葬儀を考えているが、○○葬儀社はどうですか? という相談もあるからです。こうしたことにより適切にお答えするためには、できうる限り広く多くの方々の協力のもと、情報を収集していく必要があると思っています。
 われわれスタッフの日常活動からの情報収集がもっとも大事ですが、ネット上においても情報を収集し、ご相談者の不安が少しでも解消されるように適切なアドバイスができるようになれればと思っています。
posted by あさがおスタッフ at 19:53| Comment(0) | (道)

2014年05月16日

予算と対応

 センターからの予算やサービス面でのご要望の問いかけに対し、「低予算でも丁寧に対応してくれる葬儀社さんを紹介してもらいたい」とご回答されることがよくあります。
 葬儀にかける費用がなかなか捻出できないけれど、それでも丁寧に対応してくれる葬儀社さんにお願いしたい、という気持ちは多くの方がお持ちだと思います。

 ホームページでは、格安プランを打ち出している葬儀社さんも少なくありませんが、値段だけで決めてしまうのは少し危険な気がします。
 センターへご相談される方のように、多くの方は安い値段だけでなく、丁寧な対応や、信頼性も求めていますが、ホームページや見積書だけではどのように対応してくれるのかがわからず、結果、一度しかない葬儀に無念な気持ちを残すことになってしまうこともないわけではありません。

 実際、センターへ「前回行った葬儀では、火葬のみということもあり、価格が安い葬儀社に依頼したのですが、担当者の態度が悪く、自分が思っていた葬儀とはまるで違った葬儀になってしまい後悔しました。次にもまた近々葬儀を行うことになりそうなのですが、二度と同じ思いはしたくないので」とご相談される方もいらっしゃいます。

 もちろん、安く提供している葬儀社さんが全て良くないというわけでは決してありません。また、値段だけを重視している方の場合にはそれもありだと思います。
 ただ、少しでも良い葬儀にしたいと思われているのなら、おおよそでもかまわないので、葬儀社の担当者がどのような人なのかなどを知っておいた方が安心できるのではないかと思います。

 葬儀に関係しない方にとって、葬儀社の内容まで知ることはなかなか難しいことだと思いますが、センターではご紹介させていただく葬儀社さんがどのような社なのか、また、担当者がどのような人なのかなど、面談や葬儀の立会いなどで把握したうえでご紹介させていただいていますので、信頼性のある葬儀社さんと出逢う近道だと思っていただければと思います。

 予算と葬儀社さんの対応は比例するものではありません。
posted by あさがおスタッフ at 15:29| Comment(0) | (本)