2016年07月29日

社葬と一般葬

 センターのサイト内(地域版)にある、社葬のページをもう少し詳しく作りなおそうと、何年か前に一度読んだ社葬に関する本を読みなおしているのですが、そんな中、「初代社長の万一の事に備えて」とのご相談を頂きました。
二代目社長として後を継いでいる息子さんからのご相談ですが、初代の社長はまだお元気なご様子。
 先々に「備えて・・」というよりは、「会社関連の方の接待を含めてそれなりにきちんとするにはどうしたらいいか・・」という初めてであるがゆえの漠然とした不安があったようです。

 社葬にするか、一般葬にするか、これは会社や家族の考え方で方向が決まるわけですが、ご相談者の会社は小規模で「社葬」というよりは一般葬の方が現実的とのことでしたので、規模が大きくなるような一般葬という形で進めていきました。
 小規模で家族も一緒に働く会社の場合、社葬ではなく遺族が主となって進める一般葬を選ぶことも多いようで、このご相談者も今まで何回か得意先などの代表の方の葬儀に参列したご経験があるとのことでしたが、いずれも一般葬でのご葬儀だったそうです。

 ずいぶん前の事ですが、私が勤めていた会社の社長が現役で亡くなり、葬儀は社葬で行った事を思い出しました。
 従業員10名以下という小規模な会社でしたが、家族の要望で「社葬」という形で執り行われ、かなり多くの方が葬儀にご参列いただいた葬儀でしたので、とても慌ただしく大変だった覚えがあります。
 私は経理関係に関与していなかったのでそのあたりはよくわからないのですが、その後も税理士さんと色々やり取りをしていたところを見て、社葬って大変なんだな・・と思ったり。
 
 大きな企業では社葬取扱規定などが予め準備されていて、急な万一の事にもスムーズに対応出来るようにされているところは多いと思いますが、小さな会社などではそこまで考える必要もないと思われている事もあると思います。

 会社関連の方が多くお越しになる葬儀は社葬でなくてもそれなりの対応が求められますので、まだ先の事であっても、何を考えておかなくてはならないのかなど、漠然とした心配があるようでしたら、一度ご相談されるとご安心いただけるかもしれません。
posted by あさがおスタッフ at 18:47| Comment(0) | (本)

2016年07月25日

文章を書くのは難しくて・・。

 センターとのご相談のやりとりは、主に電話かメールで行われますが、実は、私はメールの返信があまり得意ではありません。
 電話の場合はご相談者の声や話し方などで何となく察することもできなくはないと思うのですが、メールでは受け取った方が読んだ時の気持ちや気分によって、解釈のされかたが変わってくるかもしれないということが不安になり、また、わかりやすく書けているかということも心配になるのです。

 もともと文章を書くことを苦手だと思って今までずっと過ごしていたのですが、きっかけというか原因というか・・
 小学校のころに書いた作文が意外にも褒められてしまったことが一因かもしれないと思う点があります。
 なんとなく、小説風に書いてしまった夏休みの宿題の作文で、書き出しの一行目に花丸がつき、先生から「この書き出しは大人びていて、いい感じ」と言われ、この「大人びて」という一言がなぜか素直に喜べずに、とても恥ずかしく思ってしまったわけです。
 それからは、意識して小学生風に、「私は○○がいいと思いました。」みたいな作文を書き続けていたように思います。
 今では自分に対してそんなデリケートな感情はありませんので、褒められたら素直に大喜びして調子に乗るくらいなのですが、どんな子供時代だったのか・・・。
 
 そんなわけで、ここ数年、「文章を書くことが苦手、を克服したい!」という想いがあるのですが、苦手意識というのはなかなか簡単には変えられないもので、メールの返信や説明書の作成、定期的にやってくるブログを書くことそれぞれに、「時間かかるぞ!やらなきゃ!」と気合いを入れるための心の準備が必要なのです。

 文章を書くことを生業とし、ターゲットに向けて、詳しく、わかりやすく伝えることができるライターさんは本当に尊敬します。
 いつかライターさんのように「私は文章を書くことが好きです」と言えるようになれば、文章を書く時の気持ちも軽くなるかもしれません。 
 いつまでたっても勉強です・・。
posted by あさがおスタッフ at 22:17| Comment(0) | (本)

2016年07月22日

ご喪家にとって、良いご葬儀とは・・・。

  ご葬儀の良し悪しは、ご喪家と担当者とのコミュニケーションの取り方で決まるとまで言われます。

 ジャズの曲が緩やかに流れる中、柩を囲み静かなひとときが過ぎていきました。
 60歳で他界されたご主人の柩の蓋いっぱいに、歳の数だけ鮮やかな黄色の薔薇が咲き誇っていました。
 60本の薔薇の花は、お誕生日毎にお歳の数だけプレゼントされていた、奥様からの最後の贈り物でもありました。

 当初ご相談を頂いた折、葬儀社さんのホームページを見ても、どの社が良いのか分からなくて、と困惑されたご様子でしたが、ご紹介した賛同社の担当者との話し合いで、お食事と返礼品はご喪家側でご主人のお好みのお料理とご喪家の記念になるものをご用意され、ひとり娘のお嬢さんのたっての願いで、イベント企画のお仕事をされているお嬢さんがご葬儀の進行役を務めることになりました。

 無宗教葬にて執り行われたご葬儀はご喪家先行型で、担当者はあえて脇でアドバイザーとしての意見を申し上げるにとどめ、見守っていく形での進行となりました。

 「生前父は私の仕事内容が良く分かっていなかったようですが、最後にこれで理解してくれたと思います」。
 ご出棺後、お父様のご葬儀を取り仕切った感想を、感無量の面持ちで、担当者にお話しされたとのことです。

 同じ頃、当センターにご相談される前に火葬場併設の斎場にお伺いして、断られたとのご相談をいただきました。
 ご相談者であるお孫さんの一番の願いは、家族の一員として、御祖母様を最後の一晩皆で見守ってあげたいとのこと。

 斎場サイドでは式場控室和室部分で4〜5名様でしたら仮宿泊は可能ですが、柩の置かれている式場は防火対策上、夜9時以降お線香をあげられず、また防犯上施錠をしてしまうので、一晩付き添うことはできないとのお話しです。

 ご家族、ご親族だけで30名程。全員は無理としても、出来るだけ多くの方が付き添え、しかもご高齢者が多いとのことで、ご自宅近くに限定され、祖父様の時と同じ曹洞宗でのご葬儀を御希望されるという難しい条件でしたが、ご紹介した社の担当者は心当たりがあるとのことで、区内のお寺を推薦されました。

 本堂にてご葬儀を執り行い、2階にはお清め室に使われる大広間が2室あり、こちらでの仮宿泊が可能とのこと。

 しかしながら、こちらは貸式場として公開されておらず、浄土真宗大谷派で檀信徒の方々のご葬儀を中心に執り行っており、ご喪家では当初宗派が異なることに戸惑われたご様子でしたが、担当者はお寺に直談判をされ、是非にとご事情を申し上げたところ、ご住職の計らいで2階大広間にて一晩御祖母様と御一緒にお過ごしになられ、翌日無事本堂にてご葬儀を終えることが出来ました。

 ご葬儀に立会いでお伺いした折、担当者に全幅の信頼を寄せていらっしゃるご相談者をお見かけすると、双方のコミュニケーションがどの位取られているかが分かり、その度、今回も良いご葬儀になったのではと実感させられたものでした。
posted by あさがおスタッフ at 13:29| Comment(0) | (松)

2016年07月18日

永六輔さんとラジオ

 2年ほど前から、車を運転するときだけでなく、ラジオ専用のポータブルレコーダーで面白そうな番組を録音して聴いています。

 知人から、番組とともに、ある機種の便利な使い方も合わせて教わったのですが、信用のおける人から勧められたものは、すぐ試すというわけで、遅ればせながら、にわかラジオリスナーになりました。
 
 同じ人でも、TVとラジオの出演では、話す内容が違います。違うというよりは、ラジオのほうが何かにつけ拘束が少ないでしょうから、話が面白くなるように思います。
 両方の世界を熟知し活躍している、久米宏さんですが、TVニュースのほうはたまにしかみませんでしたが、ラジオは面白いのでよく聴いてます。

 先週の永六輔さんの訃報に際し、久米さんは、「永六輔さんは、僕の恩人で、先生です。いなくなると、とても困るのです。ですから、永さんはいなくならないのです」とコメントしています。

 永さんは、「テレビの言葉には本音が少ない」と、ラジオの仕事を大切にしていました。そして、ラジオは、想像力によって、より大きな力を持つメディアと位置づけていました。

 昔に比べ、ありあまるコメントや解説、映像、情報、、、、それによって人が賢くなっているかというと疑わしい限りです。情報が多くあることに安心して想像力も発揮しにくいかもしれません。
 ただ、意味のない薄っぺらなコメントや解説、取捨選択された断片的な映像、をいくら集めてみても適切な判断はできそうにありません。想像力で補うしかありません。

 永さんのご冥福をお祈りするとともに、永さんの思いを継ぐような、ラジオ番組が増えることを願わずにいられません。
posted by あさがおスタッフ at 15:00| Comment(0) | (道)

2016年07月15日

初めてのご質問は・・。

 「初めてのことで何もわからないのですが、病院で亡くなったら私はどうしたらいいでしょうか」
 以前、初めてお身内の葬儀のことを考えなくてはならない状況になったご相談者からいただいた、開口一番のご質問でした。
 このご質問、もしかすると、多くの方が漠然と不安に思っていることかもしれません。

 私も葬儀関連の仕事に就く前、特に葬儀のことを考えなくてはならない状況にいなくても、「みんなどうしているんだろう」と漠然と考えていました。
 私の記憶の中では、ドラマなどでも、「ご臨終」のシーンの後は「お葬式」のシーンになってしまっているような?
 病院で亡くなってから、お葬式までの流れの部分、どのような流れになっていて、その中で自分は何をしたらいいのかなどの具体的な事がよくわからないという方は意外と多いかもしれません。

 ご相談される方によって、知識があるところ、わからないところは様々で、また、状況や考え方によっても流れが違ってくることもあります。

 お身内に心配な方がいる場合、なかなか葬儀の事を相談する気持ちになれない方もいらっしゃると思いますが、漠然とした不安から解放されたあとは、ご看病に専念して頂くこともできると思います。
posted by あさがおスタッフ at 16:24| Comment(0) | (本)