2019年03月17日

余命を宣告されて、ご相談される方のお気持は・・・。

 1ヶ月程前、ご自宅にお伺いし、万が一の際のご相談をさせて頂いたばかりの方の訃報を、ご紹介した賛
同社の担当者から伺い、電話口で思わず言葉に詰まってしまいました。

 お伺いした折、お歳は召していらっしゃいましたが、お顔の血色もよく、お元気そうで、ご相談を実行に
移すのはだいぶ先のことになりそうだと勝手に思い込んでおりました。

 奥様とご一緒のご相談でしたが、事の深刻さを微塵も感じさせず、「どちらが先にお世話になるかな」と
軽愚痴をたたいていらっしゃる光景を拝見しておりましたので、にわかに信じられない思いでした。

 以前、名脇役の俳優さんが余命半年であることを明らかにし、残された時間を精一杯生きることをお話さ
れ、すでに葬儀社の手配もご自分で済ませていらっしゃることを公表されていましたが、ご自身の最期はご
自分のお気持に忠実に、どこまでもご自身の意思を貫きたいと宣言されていたことが思い出されます。

 また、てきぱきと明るく張りのある声でご相談を頂いた方の場合は、当初ご両親のご相談かと勘違いする
程お元気な御様子でしたが、実際は再入院される直前のお電話でした。
 小さなお子様を抱えた、まだ若いお母様からのご相談でしたが、万が一の際に後を託す妹様の為にもと
おっしゃるお元気なお声に、ご相談に応じた未熟な当方が逆に励まされる始末でした。
 妹様から訃報が届いたのはそれから半年後でした。

 皆さん、覚悟を決めるとは言え、現実はどんなお気持だろうか。
 お元気な折、ご自身の将来のこととして事前相談をされることと、余命を宣告された後一刻一刻と迫る死
を現実なものとして捉え、受け入れざるを得ないお気持ちの差は如何ばかりか。
 未熟な当方はまだまだ結論が見出せません。

 ご葬儀の仕事に携わり、死についての客観的な言葉は巷に溢れていますが、それが現実になった時、自身
の死を直視できるような心境になれるのは、いつになるのだろうか。
 まだまだ、先が読めません。
posted by あさがおスタッフ at 16:46| (松)

2019年03月12日

使いたい斎場に慣れている葬儀社を。

 先日、「葬儀社を選ぶには、地元の葬儀社を選んだほうがいいですか?それともお葬式をするところのあたりの葬儀社を選んだほうがいいのでしょうか」というご相談がありました。

 ご相談者の状況や要望、内容にもよるのですが、センターでは、できるだけ葬儀を行いたい場所から近いところにある賛同葬儀社の中からご要望に合うような社をご紹介させていただいています。
 
 その理由は、担当者がよく使っている斎場であれば使い勝手や細かな決まり事、その時の状況や暗黙のルールなどを熟知しているので、葬儀の際に混乱なく対応してもらえるというご相談者にとってのメリットがあるからです。

 センターのサイト内に斎場の案内ページがあり、案内項目を付け足す際には各斎場に問い合わせをするのですが、同じ質問でも斎場によって回答が異なることがあります。

 例えば、式場と火葬場が併設されている斎場では、精進落としの会食は、火葬中に召し上がることが多いという斎場もあれば、火葬時間が短いので火葬中は茶菓子を召し上がりながらお待ちいただき、本膳は火葬が終わってから召し上がっていただくという斎場があります。
 また、食事は葬儀社がいつも依頼している料理屋さんではなく、斎場の指定料理屋さんに依頼しなくてはならないところもあります。

 普段使い慣れている斎場ならば、そのような細かいルールも熟知しているのでスムーズに対応してもらうことができますが、遠方であまり使ったことがないような斎場の場合、担当者の勘違いひとつが混乱をきたしてしまうということも考えられます。

 都内にあるセンターの賛同葬儀社から、以前地元の葬儀で対応した方から、遠方のご親戚の葬儀の依頼があり、その地域の葬儀に対応してくれる葬儀社をその方に紹介してあげてほしい、という依頼があることがあります。

 もちろん、その葬儀社でもその地域の斎場を使うことはできるので、その方の依頼を受けられないということはないのですが、慣れない斎場で葬儀をすることの心配や、移動の際に渋滞に巻き込まれて、約束の時間に大幅に遅れてしまう可能性もあるなどの、ご喪家にとってデメリットになってしまう要素があるからだと思います。

 ネットで広範囲での葬儀の対応ができると謳っている葬儀社の中には、本当は営業拠点が1か所しかなく、少人数のスタッフで対応しているような葬儀社もあるようですが、できれば葬儀を行いたい場所から遠くないところに会社があるところを選ぶのも安心につながるように思います。
posted by あさがおスタッフ at 10:26| (本)

2019年03月05日

担当者との信頼関係

 先日、センターの賛同葬儀社の担当者の話しを伺ってきました。

 その葬儀社は、一人の担当者が打ち合わせから葬儀、葬儀後の相談など、一人の担当者が最初から最後まで対応しています。

 事前相談をしていない場合、葬儀社の担当者との「初めまして」は葬儀の打ち合わせの時だと思います。
 大切な人が亡くなったばかりの時、お葬式のことに不案内なご喪家の方が一番頼りにしたいのは葬儀社の担当者ではないでしょうか。

 先日話しを伺った担当者は、「まず信頼して頂くことが大事、ご喪家の方の話しを聞き、どうしたら心を開いてもらえるかを考えながら話しをしています」とおっしゃっていました。
 そこから信頼関係が出来上がり、数日後のお葬式でも安心して頼ってもらうことができれば、ご喪家の方も安心して故人様を見送る事ができるのではないか、と思って対応しているとのことでした。

 以前、センターからのご紹介で葬儀社を選び、葬儀を行ったご相談者から葬儀が終わってすぐにメールをいただきました。
 ご家族の雑談の中で、(故人様が)桃が大好きだったけれど、桃の季節は終わっちゃって残念だったね、という話しが担当者の耳に入り、ご葬儀当日、担当者が季節外れの桃を用意してくれてお供えしてくれたことが何よりもうれしかった、ということが書かれていました。

 家族葬のような規模の葬儀では、特に担当者との信頼関係が葬儀の満足につながるように思います。

 確かに小規模な葬儀社であればそのように対応するしかない、という状況もありますが、それも葬儀社によって担当者の考え方や対応は異なります。

 『葬儀社を選ぶ』というのは、会社の規模やホームページの体裁、価格だけではなく、「信頼できる担当者」というのも検討材料に入れて頂くと安心できるのではないかと思います。
posted by あさがおスタッフ at 22:46| (本)

2019年03月02日

直葬、この10年間の歩みは・・・。

 最近はご葬儀の儀式を省いた火葬のみをご希望の方が増え、直葬もご葬儀の一翼を担うのではと思われる
ほどになって参りました。

 当センターでも、10年程前から少しずつではありましたがご依頼を頂き、当初ご葬儀をされない驚きにマ
スコミが騒ぎ、ラジオ番組でも大きく取り上げられたのが、今では懐かしく思い出されます。

 当時、TBSラジオのトーク番組では聴取者を交え、活発に様々な意見が交換され、ご葬儀のこれからを考
えるよい機会を与えてくれたように思われました。
 
 司会者の「ご葬儀の意味を説明して来なかったお寺の責任は重い」との問いかけに、早速聴取者のタク
シーの運転手さんからは「お金をそぎ落としてしまえばそれでよいのか。菩提寺のご住職からご葬儀の意味
を教えてもらい、それを考えると簡素化に走るのは如何なものか」の反論が。
 
 一方、4年間にお身内3人様を見送った方からは、直葬賛成とのご意見も。
 現実ご葬儀で悲しんでいる暇はない。「病院で多額の費用を使い果たし、とどめにお葬式が控えていま
す。そのお葬式も葬儀社が取り仕切るようになり、便利だが、無事葬儀を終わらせたいために、葬儀社の言
いなりに少しでも良い祭壇をと思ってしまいますからね」

 また、70代の方からは「世の中、殺伐としている風潮と同じだ。独り身だけれど大勢の方のお世話にな
りました。昔の人は老い支度と言って、いざという時困らないように貯めていましたよ。出来るだけ多くの
方に立ち会ってもらいたい。誰かがちゃんとやってくれるだろう。それが人の世というものだ」

 同世代でも、一切葬儀をするなと家族に言ってありますときっぱりおっしゃる方もいらっしゃいました。

 白熱した議論の結果、聴取者の反応は直葬賛成57%、反対18%、どちらともが25%とのことでした。
 この10年間で、直葬や家族葬のことも、日常生活の中で話題として取り上げられてくるようになりまし
た。
 直葬でもお別れだけはゆっくりされたいと、様々な工夫もなされてきた現在でしたら、どの様な結果に
なったでしょうか。
 
posted by あさがおスタッフ at 20:44| (松)

2019年02月27日

担当者の励み

 「葬儀の仕事をやっててよかった」

 ご両親の将来の葬儀についての事前相談で息子さんからご相談をいただいた際に紹介させて頂いた葬儀社の担当者から葬儀を終えたとの報告をいただいた時に言っていた言葉です。

 センターからのご紹介後、ご両親と息子さんとでその葬儀社と面談をした際に対応した担当者で、その対応が好印象だったことから、ご両親は自分に万一の事が起こったら葬儀は「○○さんにお願いしたい」と担当者ご指名でその社へ依頼することをお決めになられていたそうです。

 お父様がご逝去される数日前、息子さんから直接担当者の携帯に連絡がはいり、心配な状況になったので、万一の際はお願いしますと依頼されたとのことです。

 数日後のご葬儀はご自宅にてご家族のみの家族葬となり、和やかな雰囲気の中執り行われました。

 葬儀社の担当者はお世話をする立場ではありますが、ご葬儀を行なった場所はご自宅、ご家族のホームということで、「○○さんも召し上がって」と、奥様が作ったおにぎりをいただいたりなど、逆にもてなしていただいた場面もあったようです。

 ご家族から、「○○さんにお願いして良かった」と言っていただき、担当者は「葬儀の仕事をやっていて良かった」という気持ちになったと言っていました。

 「この仕事は大変ですが、やってて良かった。励みになります」と更にやる気がパワーアップされたようです。
posted by あさがおスタッフ at 09:54| (本)